柔軟な計画変更を、「レベルアップ」と考える。
黄金の三日間の初動が肝心で、計画変更は慎重にすべきだとは承知している。
しかし、経験の浅い先生は何がベストかもよく分からないまま、学級づくりや授業作りの準備を手探りで行なっている。
情報不足でいい加減な対応をしてしまうこともあれば、諸先輩のアドバイスを聞きすぎて飽和状態になっていることもある。
実施してみれば、当然、反省点も修正点も生じる。
毎日コロコロ変えるのはどうかと思うが、不備があるのに修正しないのも問題だ。
初任に次のように伝えたら、少し安心したようだった。
◆ 学習のルールも、係や当番の仕事もやってみないと分からないことがある。
とりあえずスタートするしかないが、変更が必要になるかもしれない。
GWが明けたら一度見直すつもりで進めた方が自分の首が締まらないと思うよ。
だからといって無計画にやれば良いというわけではない。
慎重に計画はするが、やってみて不備を修正する柔軟性は必要だという意味だ。
決定後の「修正・変更」は、マイナスイメージがつく。
◆まずは仮決め。問題がないかどうか試してみて、後で相談しよう。
◆GW明けからは、レベルアップするよ。
◆これまではお試し期間、今日からは本格的な○学年だよ。
などと伝えると、子供も前向きにとらえられる。
「教育」カテゴリの記事
- 行動を価値づけする(2024.09.12)
- 人々が画一化しないために(2024.09.08)
- 「原爆裁判」については、ほとんど知りませんでした!(2024.09.06)
- パラリンピックの理念(2024.09.02)
- 先生が子離れしないと、子どもは自立できない。(2024.09.02)
Comments