教師の仕事は「感情労働」!
「肉体労働」「頭脳労働」に加え、第3の労働のタイプを「感情労働」と呼ぶ。
・・・『教育マルトリートメント』出版記念のオンライン講演で川上康則氏が、教職も感情労働として話していた。
聞いたことのあるワードだったが、真剣に考えてこなかった。
教員は「肉体労働だ」とか「サービスマンだ」という発想から抜けきらなかったからだ。
(かつては冷房のない過酷な労働環境だったなあ。まさに肉体労働!)
自然に笑顔がこぼれる教師はいい。
しかし、「笑顔を作れ」と強要されたら、それは苦しいと思う。
ストレスによる心身の不調
感情労働では、常に相手に好意的に接することが求められるため、自分の本来の感情を押し殺すことが多い。自分の感情をストレートに表現できないことが大きなストレスになり、気付かないうちに精神的な疲労が蓄積されてしまいがちだ。
それにより、「眠れなくなる」「憂鬱な気分になる」「イライラしやすくなる」といった心身の不調が引き起こされる可能性がある。
教員のメンタル不調を考えるなら、「感情労働」という視点で、労働環境をしっかり認識し手を打つ必要があ流。
教師は「肉体的に苦しい仕事」であり「精神的にも苦しい仕事」だ。
川上氏は、併せて次のような話もされた。
私たち(教師)は一体何に追い詰められているのだろう。
・・・ここでは、その詳細は触れないが、教職は何かと追い詰められやすい仕事だ。
だからこそ、せめて上司や同僚=身内からの「追い詰め」ぐらいは、なしにしたい。
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