« 外国語活動と学級経営 | Main | まずはスラスラ音読できること »

June 03, 2022

4年道徳 「友だち屋」 

 「友だち屋」(光村3年)は、「友達1時間100円」で商売を始めたキツネが「友だちから金を取るのか、それが本当の友だちか」と訴えたオオカミの言葉を受けて無料で友だち屋を請け負う話。
「無償」というと「ブラッドレーの請求書」と似ている。知らない方は確認しておくとよい。
 道徳には「人間の心の強い部分と弱い部分」の葛藤が道徳の1つのパターンになる。
 今回のような「ある場面で、主役の気持ちや行動がガラッと変わる」というクライマックス型も道徳のもう1つのパターンである。
教科書付録のワークには次のようにある。
◆はじめは「友だち一時間百円」と言っていたキツネが、帰るときには「何時間でもただ。」と言ったのは、どうしてでしょう。
・・・まさにクライマックスによる主人公の変容を問うている。
ただ「どうして」と聞かれて6行の罫線枠があっても、書けること書けない子の差は大きい。
ここは決定的な変化をもたらした「友だちから金を取るのか、それが本当の友だちか」を真ん中に据えて、その前後の状況を説明させるなら取り組みやすいかと考えた。
最初は、いっしょにすごす時間をお金(見返り)で考えていたが
「友だちから金を取るのか、それが本当の友だちか」と言われて
いっしょにすごすのは自分が楽しいからだから、見返りを求めないことにした。
あたりが解答例だろうか。
 現実的には「代金をいただく」ことはないので、ここは「見返り」という概念をぜひ理解させたい。
 するとお金以外にも物品をあげる・もらう・せびるような行為も、本当の友だち関係でないのだとつなげることができる。
 ワークには「友だちとは、どのようなものでしょう」とあるが、
「本当の友だちとは、どのようなものでしょう」を考えさせたい。
「どのようなもの」は答えにくいな。
「どんな相手」で統一してみようか。
①お金や物品のやりとりではない関係の相手
②お互いのことを考える関係の相手
③一緒にいて楽しい相手
④言いたいことが言える相手
「あげる・おごる」で相手のご機嫌をとったり
「もらう・おどす」で相手を言いなりにしたりするのは「友だち」ではない。
相手に嫌な思いさせたり、がまんさせたりするのは「友だち」でないし、
自分が嫌なのにちゃんと言わない(言えない)相手も「友だち」ではない。
そう考えると
◆みんなの中に「ぎゃく友だち屋」はいませんか?
も考えさせたい。お金や物で引き止める子だ。
※くまさんは、キツネに無理やりイチゴを食べさせたが、契約上の友だちだから、悪気はない。お金払っているんだから。
※オオカミは「本当の友だち」と言いながら、最初は「相手をしろ」と命じているから、それは友だちにしては不適当だ。
授業はくまさんやオオカミを深ぼりしない方がいい。

|

« 外国語活動と学級経営 | Main | まずはスラスラ音読できること »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 外国語活動と学級経営 | Main | まずはスラスラ音読できること »