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August 05, 2022

学習の自己評価例(道徳)

中学校のある道徳教科書には、次の4段階の到達レベルの自己評価チェックがあるそうだ。~「危ない道徳教科書」P144~
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レベル1:意味はわかるけれど、大切さを感じない
レベル2:大切さや意味はわかるけれど、態度や行動にすることができない
レベル3:大切さや意味は理解していても、態度や行動にできる時とできない時がある
レベル4:大切さや意味は理解していて、多くの場面で態度や行動にできている。
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なるほど!
ただし、4つの文の書き方が不統一だと思う。
「Aはできるけれど、Bはできない」という言い方もすごくネガテイブだ。
1:意味はわかる    ・大切さを感じない
2:大切さや意味はわかる・態度や行動にすることができない
3:大切さや意味はわかる・態度や行動にできる時とできない時がある
4:大切さや意味はわかる・多くの場面で態度や行動にできている
と直してみたが、文章の微妙な表現の差を無視したいなら、表で考えればよい。
   
   意味  大切さ  態度・行動
1  〇   ×     × 
2  〇   〇    ×
3  〇   〇    △
4  〇   〇    〇
「やってみようかな」が態度、「やってみた」が行動と考えると
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意味が分かるー価値が分かるー態度で示せるー行動で示せる
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の4つのステップで捉えることができる。
ただし、道徳の評価に「行動できるかどうか」を入れていいのかは、別の問題。
そもそも、道徳の授業の目標は、「心情を育てる」「判断力を育てる」「実践意欲・態度を育てる」
「行動できる」までは求めていない(「道徳的実践力を育成する」の解釈にもよるが)。
だから、最初のチェックに戻ると、レベル4の「行動する」をはずして、3つのレベルで良いことになる。
1:意味はわかる  ・大切だなと思わない
2:大切だと思う  ・やってみようと思わない
3:大切だと思う  ・やってみようと思う
寺脇氏も書いているが、このようなチェック表を使うと、いかにもレベル3・レベル4が正しいのだと誘導することになる。
冒頭の表の場合、道徳の授業では求めていない「行動レベル」までを、明らかに要求している。
自己評価のチェック表としては参考になったが、そのまま「道徳」で使うのは、問題があると思う。
参考にできるところのみ、参考にしよう。

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