« 1年を逆算して計画を立てる | Main | 帯の時間で、日常的に鍛える »

August 28, 2022

若手アルアル 〜玉突きで授業時間がどんどん失われていく〜

ある若い先生の教室です(2年生)。

日直の進行で朝の会と健康観察を行って、1時間目を始めようと思ったら、係児童から追加の連絡があり、追加のプリント配付があり、1時間目に食い込みました。

先生の指示したがって国語の用意をしていた子もいたのですが、「漢字テストをするから机の上の物をしまうように」と指示がありました。それなら最初から言えばいいのに、用意した子供は報われませんでした。。

しかも1年生の復習の漢字テストなのに、テスト隊形でわざわざ机の向きをかえました。ここでも時間ロスで、1時間目の授業時間は着々と減っていきました。

自動車で言うと、アクセルを踏もうとすると信号が赤になって、ちっとも進めないのです。子供ががんばろうとする気持ちに水を差しているようです。

2時間目は、できなかった国語の残りの授業を行ったので、予定していた次の授業も途中切れになりました。

この日は雨だったので、2時限後の20分放課に子どもたちはタブレットを使って楽しんでいました。子どもが熱中して取り組んでいる様子を見て先生はストップをかけづらかったのでしょうか、3時間目が始まってから、各自のタブレットを廊下の収納庫に入れさせました。ところが収納庫の前で大行列ができて、想定外の時間がかかりました。タブレット収納を後回しにしなかったので、3時間目も授業時間は大幅に潰れました。

結局、朝から3時間、きちんと授業できませんでした。

どれも、担任のせいとばかりも言えませんし、もちろん子どもには何の落ち度もありません。

では、何がいけなかったのでしょうか?

 

「今やりたいこと(授業)」と「後でもいいこと(諸連絡、配付物、後片付けなど)」を明確に区別できず、優先順位が徹底できなかったことではないでしょうか。

 

「あれもやって、これもやって」と同時に複数のことを処理しようとすると、結局全部中途半端になってミスや漏れが起きます(PCでいうと、マルチタスクは処理速度が下がります)。

だから一つずつ完結させていくシングルタスクの方が作業の効率も仕上がりも確実になります。

よほどの緊急案件でない限り、当初の予定を1つずつ進めていきましょう。

よく授業中に、子供から直接授業に関係のない質問をされることがあります。

丁寧に答える先生もいますが、そこで個別対応するよう授業が中断し、子どもたちの集中が途切れます。

「今、関係ないよね」と後にするよう伝えたり、あえてスルーしたりして、対応しないことも集団を統率する上での大切な所作です。

|

« 1年を逆算して計画を立てる | Main | 帯の時間で、日常的に鍛える »

教育」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 1年を逆算して計画を立てる | Main | 帯の時間で、日常的に鍛える »