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August 04, 2022

「モノづくり日本」に対する敬意を育てたい

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8月2日の「虎ノ門ニュース」のゲストは、上島嘉郎(かみじまよしろう)氏。月刊「正論」の第二代編集長だった方だ。
5月に「復刻・岸信介『日本戦時経済の進む途』」を出された知識をもとに、火曜特集の「経済学者があまり語らない経済の話」をされた。
とても感銘を受けた。https://tora8.tv/archive/20220802
視聴していただければ済むことなのだが、自分の理解した思いを大雑把にまとめると
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元々、西洋にとって労働は「罰」であるから、上流階級の国民は「金融・情報」など働かないで稼ぐことに腐心している。
一方、日本は古来「働くことが美徳」であり、モノづくりに精通する「匠」の生き方に敬意を表してきた。小学生のなりたい職業のトップに「大工」だった時期もある。
日本は、日本らしさ・日本人らしさを生かしてモノづくりに精を出し、会社と個人が一体化して、国全体の発展を支えてきた。
今は、西洋の後追いをし、日本の素晴らしさ・日本人の素晴らしさを捨てている。本当にそれでいいのか・・・
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30年間、給料はほとんど上がらなかったが、物価も上がらなかった。
給料は上がらなかったが、雇用は比較的守られてきた。良くも悪くもそれが日本。
給料は上がらなかったが、100円ショップ、100円のコンビニコーヒー、100円のマック商品や一皿100円の回転ずしがある。
メルカリやブックオフのような所で中古品を買うこともできる。(だからデフレで、だから給料は上がらないのです)。
今ニューヨークで仕事をしている息子の話によれば、ラーメンを食べると5000円はすると言う。
レストランのウエイトレスの週給は1500ドル(約20万円)まで高騰しているというから、物価も給与も異常な世界だ。
上島氏の提示した資料に驚いた。
所得倍増計画を出した池田勇人政権の前、岸信介政権の経済政策は、日本の美徳に合致していた。
◆利益のみを追求した自由放任主義は合わない
◆一人勝ちして搾取するような経済活動は合わない
◆お互いが利益を共有するような経済活動が合っている。
戦後の日本の状況は
◆戦後の高度経済成長期の日本は自分達のやり方で経済を立て直した。
◆その結果、1980年代まで日本経済は世界を制覇する成長を見せた。
◆米国によって経済場面「金融」と「情報」にパラダイムシフト
◆その仕組みに乗って経済発展しようと日本は無理をしている
◆そこに向かった日本の方向は正しかったのか。
今さら昭和の栄光を語ってどうするのかとの意見もあろう。
しかし、日本がこれからも発展していくためには、こういう経緯で日本が発展してきた事実は伝えていく必要がある。
上島氏は、自分の利益しか追求しないホリエモンを批判していたが、そこは少し違う。
今、ホリエモンは日本のモノづくり(特に自動車産業)の叡智を生かして宇宙産業に取り組むよう提言している。
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宇宙は「産業の総合格闘技」です。例えば特殊鋼の技術。そもそも特殊鋼が作れる国は世界に数えるほどしかない。日本は百年の鉄の歴史があり、資本市場も充実している素晴らしい国です。ロケット産業を育成することが、価値の継承につながります。
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 若者は「金融、情報」への関心が高い。
 汗をかいて働くなんて、、苦労するなんて、、我慢するなんて、、という風潮もある。
 堀江氏も、その代表格なのだが、ロケット構想は違うんだよな。
 さまざまな事象に対して「それでいいのか」という問題意識をもって、未来を背負う子どもたちに何を教えれば良いかを考えていきたい。

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