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August 28, 2022

新規採用者を苦しめる要因

ここ数年、教育実習の授業時間数が減ってきた。

大学からの指定授業数も「特になし、学校事情でお任せします」ということが多く、そう言われると、学校側としても研究授業を何時間も組めない。

実習生にとって授業実数が少ないのは、その場はラッキーかもしれないが、長い目で見ると不幸だ。

いざ就職して担任を持った時、あまりに経験が乏しくて立ち往生するからだ。

実習生への最初の教育講話では

「学生ボランテイアをやったことがあると言っても所詮はT2。大事なのはT1で授業を任された時に、自分1人で応対できるかだ」

と少し脅す。

軽い気持ちで「子ども相手だから楽な仕事」だと、安易に教師になられたら、本人も子供も不幸だ。

 

ある年の初任2人は2学期苦しかった。

「もともと教師に向いているのだろうか。不幸にも合格してしまったのではないだろうか」と教頭・教務も同じことを言う。

2人とも講師経験がないが、無事、採用試験は合格した。

もちろん1年目からうまくいくほど甘い仕事ではない。

おそらく採用面接はハキハキ対応したのだろうが、2学期はすっかり表情が暗い。

2学期の今の状況で「子供が好きか」「日々の授業に対して楽しそうにチャレンジしているか」で評価すると、かなり苦しい。

(そうなってしまった要因を、現場はしっかり分析しないといけない)、

ある程度乗り越えた先生なら、冬休みは充電して、勉強もして、3学期の準備を進めておいてほしいと助言するところだが、初任の2人には「2週間学校のことを忘れて、しっかり英気を養ってほしい」と伝えた。

種火を消すと着火に時間がかかるから、少しは火を残しておいてほしいのだが、今の2人は、学校のことを一切考えないで休養した方が良いレベル。

3学期になったら、みんなで支えて再出発していこうと思った。

 

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