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August 19, 2022

事務作業にも意味がある 〜指導要録の差し替えと担任印〜

指導要録の「学籍の記録」は、持ち上がりだから、毎年差し替えて、担任氏名のゴム印を押す(年度末には朱印を押す)。
「学籍の記録」は、「学習の記録」と違って所見も成績記録もないが、様々な情報が入手できる。

(1)
離婚などの事情で名字の変わった子が分かる。
2回変わっている子は、母親の旧姓に戻り、再婚したというケースが多い。

(2)
住所変更・転出入の記録は、「ああ、この子は転校経験があるのか」というだけではない。
何年時の転校かも気にして目を通してみると、見えるものが違ってくる。。
かつて、3年生に不登校児童がいたが、保育園時・3年時と2度の転校で不適応を起こしていた。

(ちなみに小学校以前の引っ越しについては、幼稚園名・保育園名で、ある程度は分かる。)

6年生に、非常に手のかかる子がいたが、その子の記録は

A校→ネフローゼにより養護学校→A校→本校

となっており、友達作りがうまくできない理由の一端を読み取ることができた。
なお養護学校で作成された支援記録には「読み書きが遅れているので追いつけるといい」という母親の希望が書かれていた。

(3)
担任の経緯も知ることができる。1・2年時に持ち上がりとか、2年時と5年時で同じというようなケースもある。

育休補充等で年度途中交代というケースも分かる。すると、この子の保護者は何度も担任交代していることに不満を抱いたり、今年もそうなるのではと不安を抱いたりしているかもしれない、と想像することができる。

「主任のクラスが多い」「初任のクラスが多い」「女性担任のクラスが多い」などは教職員はあまり気にならないが、保護者の関心は高い。

夏休みに事務作業をまとめて行う先生もいるが、担任としては、年度初めに把握しておきたい情報である。

事務的に要録の差し替えをすます人も多いが、差し替えには差し替えの意義がある。

たかが事務作業、されど事務作業である。

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