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August 28, 2022

支援を要する子に、どう対応するか?

支援を要する子の対応が上手くいかず、悩んでいる先生がいました。

「教育トークライン」5月号の小嶋悠起氏先の論稿が参考になりました。

授業で「ずっと座っている」「ずっと話を聞いている」ほど多動性を増加させるものはない。

◆触りたくなるもの、見たくなるものをしっかり隠す

 

そう、まずはそこなんだ!

授業のイメージを根本から見直さなければならないし、予想される行動には事前の対処が必要です。

授業中、折り紙を触っているA君は、とりあえず耳だけは授業に参加しています。

授業の進行は理解できています。

しかし「触りたくなるもの、見たくなるものをしっかり隠す」の約束が徹底していませんでした。

「A君、授業中は触らない約束だったよね」と担任が注意したことがあったから、一度は約束をしたようです。

しかし、参観した授業中はずっと机の中の作品を触っていました。

身勝手な行動だから注意したいけど、何度も注意すると険悪な雰囲気になる。

この葛藤で先生も困惑していました。

「ああいう子は難しい。危害を加えないなら、無視するのも1つの手だよ。時に無視して、時に支援して、時に注意する。そのぐらいの距離感でいいと思うよ」などと慰め程度しか言えない私も心が折れそうになりました。

 

併せて井戸砂織先生の論稿を読む。

◆「子どもをああしよう、こうしようなんていい迷惑だ。子供はそのままでいいんだよ」(向山先生)

◆子供の短所が見えた時、つい「その短所をどうかしなくては」と思ってしまう。そう思いそうになった時、「その子の長所だけを見よう」と気持ちを切り替えることで、以前よりずっと状況が良くなる。

 

うん、そうだ!。

短所をどうかしようと慌てると、子供とぶつかってしまいます。

だから、その子の良さに着目しましょう。その子が授業に気持ちが向いたら励ましましょう。

 

そう思って、小井戸先生の論稿も読む。

◆年間1500枚の一筆箋 ◆二年越しの変化、通算356枚目

 

なるほど。すごい執念!

向山先生の言われる「子供はそのまま」は、「何もしない」とは意味が違います。

その子の良さを見つけ、認め、引き出してやる努力を続くけることです。

あるいは小嶋先生の言われるように、その子の短所が発露しないように策を練ることです。

向山先生の「そのままでいいんだよ」は、「その子の持っている良さを認めてあげよ」なのだと理解しました。

違うのかもしれないが、そう理解することで元気が出ました。

 

「教育トークライン」(東京教育技術研究所)は、さまざまな論稿が化学反応を起こす。だから読んでいて面白いです。

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