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September 22, 2022

二宮金次郎の「率先垂範」

二宮金次郎について、そんなに詳しくないのだが、手元にメモ書きが残っている。

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 幼い頃に両親を亡くし伯父の家に預けられた金次郎は、愛読書の「大学」を読みながら山で柴刈りをして背負って帰るような生活をしていた。

 「お前が本を読むための灯油はない」と伯父に言われた金次郎は、空き地にアブラナを植え、油屋で灯油と交換した。

 「本を読む暇があったらもっと働け」と言われた金次郎は、空き地を開墾してコメを作り、ついには、その財を元手に伯父の家を出た。

  亡くなった両親の家に戻った金次郎は、人が踏み入れない土地を耕して農地を増やしていった

  真面目な金次郎の噂を耳にした下野の殿様から、荒れ果てた村の再建を頼まれる。

 家と農地を処分して新しい土地に赴いた金次郎は、村の真ん中に家を建て、以前と同じように農地を耕した。

 殿様から派遣された指導者だけれど、粗末な着物、徹底した粗食で、睡眠時間を削って働く金次郎の姿に、周囲は感化された。「自分らも働くしかない」と心を入れ替えた。心の荒れた村人も働く喜びを知り、村は見違えるように豊かになっていった。

 金次郎は後の世に「農政家」と呼ばれたが、彼の凄さは、説教で人を動かすのではなく、自ら働いて、村人に「共鳴」を起こした点にあった。

 参考「なんのために『学ぶ』のか」ちくまリマー新書

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 まさに「率先垂範」だ。

 説教では人は動かない。人を動かすなら、自分から動くことだと実感する偉人のエピソードだ。

 このまま語っても、現代の子供の心には響かないから、別途、作戦を練り、別の資料にもあたり、アレンジする必要がある。

 ただ、まずは、自分の行動が職員に「共鳴」を起こしているか、日頃の行いを反省し、「率先垂範」を意識していこうと思う。

※心理学では、人間には「辺報性」という性質があるそうだ。やってもらったら、お返しをしないと気が済まないというよな心理。スーパーで試食すると買わないと悪いかなと思うのは「辺報性」なのだとか。

◆自分の話を聞いてもらいたかったら、まず相手の話を聞いてあげること。

ということは

◆自分の望むように動いてもらいたかったら、まず相手が望むようなことをしてあげること

二宮金次郎が、村人の心を動かしたのは、「荒れた村を再生する」という点で金次郎が率先して動いたからだということが分かる。 

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