問答無用? 〜Whether you like it or not〜
古い話だが、平成30年11月26日の「ラジオ英会話」の内容に感激した時の覚書がある。
◆Rika, I don’t like cleaning the classroom every day. It’s so boring.
リカ、僕は毎日、教室を掃除するなんて嫌だよ。とてもつまらないし。
◆Whether you like it or not isn’t important.
We have to do it. It’s part of being a student at this school.
あなたがしたいかどうかなんて問題(重要)じゃないのよ。私たちはそれをしなければならない。それはこの学校の生徒であることの一部なんだから。
◆In the U.S., students don’t have to clean the classroom.
Professionals do it at night.
アメリカでは、生徒は教室を掃除しなくてもいいんだ。専門の業者が夜やってくれるからね。
◆Well, that’s the American way, but we are in Japan.
This is the Japanese way.
それはアメリカのやり方だけど、私たちは日本にいるのよ。これが日本のやり方なの。
Whether you like it or not あなたがそれを好きかどうかは
Japanese way 日本のやり方
https://fujiijuku.net/radio-english/2018-11-26-l156/
<op:b>「あなたが好きか嫌いかは問題ではない。」
「アメリカではどうかは関係ない」
「これが日本のやり方なんだから。」
・・・こうした言い切りができることは、すごく大事で、保護者も学級担任は、ビシッと言わないと統率が取れない。
いつでも「問答無用」では、不満を抱かせるが、ダメなものはダメ、決まりは決まりと毅然とした態度で対峙する力強はほしい。
以前は「ダメなものはダメ」と解釈した。
今は「分岐させる箇所が違うのだ」と解釈している。
◆「掃除がしたいかしたくないか」は、分岐にならない。
分岐が必要なのは「あなたは本校の学生かどうか」である。
そして、「本校の学生」であるならば順次処理で「掃除をする」しかない。「やる・やらない」の分岐はない。
あるいは、分岐が必要なのは「ここはアメリカか、日本か」である。
そして「ここが日本」であるならば順次処理で「掃除をする」しかない。「やる・やらない」の分岐はない。
分岐点を間違えてはいけない。
分岐点のすり替えにごまかされてはいけない。
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