« 国語の学習とは、「テキストを正確に、くわしく読む」ことが中心なのである。 | Main | 「海の命」の解釈 »

October 12, 2022

「なので・・」は使わない。

話の冒頭に「なので」を使う習慣が自分にはない。

普段なら「だから」。丁寧語なら「ですから」。

自分が使わないので、他人が使うとすぐに気づく。まあ気付いたとしても、実際は「若いなあ」と思うくらいだが。

でも、使わない方が良いことは知っておいて欲しいと思う。フランクな感じがするから、「なれなれしい」と思われるとマイナスイメージだ。

お怒りの保護者に使うと、礼儀を知らん奴だと思われるかもしれない。

以下は、テレビ朝日のサイトより。

===========

最近視聴者の方からアナウンサーの言葉遣いについてのご意見が多く寄せられています。その中に、気になるご指摘があるので取り上げました。それは、「~なので」のという言葉の使い方です。本来は文の途中で理由などを説明するときに使います。しかし、その「なので」を文の途中ではなく、文頭に使用するケースが非常に多く見受けられ、アナウンサーの言葉遣いとしては、とても違和感があります。視聴者の方も同様に感じているようです。ご意見を沢山いただきました。

例)「こんどみんなで食事に行くけど、一緒にどう?」「そうですねえ。私最近とても忙しいんです。なので、ちょっと予定が立てにくいんです」

本来「なので」は断定の助動詞「だ」の連体形「な」+理由や原因を表す接続助詞「ので」によって構成されるため、他の言葉と結びつく言葉なのです。独立した接続詞でありません。

ですから、文頭に「なので」を用いて文章を始めるのは、文法的に間違いです。

https://www.tv-asahi.co.jp/announcer/nihongo/labo/lab_012/body.html

https://www.tv-asahi.co.jp/announcer/nihongo/labo/lab_012/body.html

===============

論作文でも時々「なので」を見かける。

「なので」を不用意に使う人は、別の敬語表現や丁寧表現でも不適切に使用しているかもしれない。

社会人マナーとして、敬語表現をチェックしておくとよい。

|

« 国語の学習とは、「テキストを正確に、くわしく読む」ことが中心なのである。 | Main | 「海の命」の解釈 »

教育」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 国語の学習とは、「テキストを正確に、くわしく読む」ことが中心なのである。 | Main | 「海の命」の解釈 »