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October 10, 2022

『龍馬とともに幕末を生きた52人のその後』(洋泉社MOOK)

幕末から明治維新にかけてざっと知りたいと思って図書館で見つけた一冊。
坂本龍馬に関わる人物紹介の一冊だが、同じ時代(一つの歴史)をさまざま人物の視点で解説することになっている。
このスタイルにとても感銘を受けた。
同じ人物が何度も出てくる。
同じ事件が何度も出てくる。
まさに歴史は重層的で同時進行(同時多発)。
多面的に見ないと理解できないというか、むしろ全部を理解しようなどと思ってはならないのだと,今さらながら実感した。
別の感覚で言うとパラレルワールド。
薩摩と京都と江戸では同じ瞬間に違う歴史が動いている。
今回は幕末から維新の日本の歴史だが、本当はここに列強の諸国の事情が絡んでくる。
上海や西欧を視察した一部の日本人が圧倒的な文化の発展に驚愕し、英国に侵略された清のようになってはいけないという危機感を抱いたことを理解しないと攘夷の機運が崩れた経緯が腑に落ちない。
陸奥陽之助/沢村惣之丞/長岡謙吉/高松太郎/菅野覚兵衛/中島信行/
高見弥市/土方久元/安芸守衛/山本琢磨/五代才助/岩崎弥太郎/西郷吉之助/
桂小五郎/小松帯刀/山内容堂/後藤象二郎/乾退助/伊藤俊輔/岩倉具視/
徳川慶喜/三吉慎蔵/井上門多/福岡孝弟/佐々木高行/三条実美/大久保一翁/
勝海舟/ジョン万次郎/松平春嶽/佐藤与之助/横井小楠/由利公正/河田小龍/
楢崎龍/寺田屋お登勢/千葉佐那/千葉重太郎/坂本乙女/平井加尾/
小曽根英四郎/トーマス・グラバー/大浦慶/近藤勇/土方歳三/沖田総司/
原田佐之助/大石鍬次郎/松平容保/佐々木只三郎/今井信郎
・・・今回は、「五代友厚」を読んだ後だったので、比較するのも面白かった。
大河ドラマではないが、「徳川慶喜」「伊藤博文」を主軸に組み立てると、また違ったストーリーになるのだということがよく分かる。394ba89e2b234eac87d0d3c43492bdc4_1_201_a 

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