張り合う必要はないが、助け合いは大事。
幼稚園バス事故のようなヒューマンエラーを防ぐためには、それぞれの仕事分担を重ねていくことが1つの策だと思う。
「向こう三軒両隣の掃除の作法」というのは、お互いに少しずつ掃除箇所を重ねようという発想だ。
昔の丁稚は、隣の丁稚に先に掃除をされたら叱られたいう話もあるが、そんな風に競うことが主眼ではない。
ある地方では、お隣分の掃除をすると「嫌味」になるそうだが、そんな風に競うこと(自慢すること)が主眼ではない。
◆二重・三重のチェックをする。
◆お互いのうっかりミスや盲点をカバーする。
◆何らかの非常時に、ぽっかり穴が開かないように互いカバーする。
これは想像力の問題であり、思いやりの問題でもある。
学校現場では「あっ、今日○○先生、不在なんだ」という時がある。
その先生が依頼した仕事にひょっとしたら漏れがあるかもしれない。
そんな時、「少しでもカバーできたら」と少し踏み込んで確かめてみる職員集団でありたい。
「頼まれていないから、ノータッチ」では残念だ。
それで犠牲になるのは、結局子どもなのだ。
※職員室で給食を食べていたとき、養護の先生がまだ食べていないなと思ったことがある。
「保健室で何かあったのかな、職員室に戻って来れないのかな」と思って、掲示板を見たら、お昼前から出張に出かけていたことが分かった。
無駄な心配だったが、取り越し苦労で結構。日々、こうした気配りをしていきたいなと思った。
自慢話に聞こえたら申し訳ないが、そんなこともあって、二重三重のチェックが必要なのだと思うようになった。
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