1人1台端末活用 〜そういうことだったのか(10)〜
1時間の中に多様な学習者がいる
という「個別最適な授業」は、まるで「複式学級」のようなイメージだ。
しかし、授業は本来、個々の状況に応じるべきで、
ある子は先生に教えてもらい、
ある子は友達に教えてもらい、
ある子は友達に教えて学びを深め、
ある子は(ネット活用を含め)、一人学びをする。
・・・このような同時多発型の授業が「個別最適な学び」。
全員が黙々とAIドリルで学習することが「個別最適」ではない。
個別最適な授業は、GIGAだから始まったわけではなく、本当は従来でも行われているべきで、有能な先生は当たり前のように実践してきた。
スーパーテイーチャーしかできなかった個別最適が、GIGAになってやりやすくなったということでしかないのだ。
奈須先生は、一斉授業が成立しない幼稚園では、前から当然「個別最適」であり、そのために「所時物」が周到に用意されていたと言う。
というわけで、写真のようなモデルを作ってみた。
なんとなくでも分かってもらえたら幸いです。
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