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November 20, 2022

1人1台端末活用 〜そういうことか(5)〜

 『チエルマガジン』2022秋冬号に、春日井市立高森台中学校の特集ページがあり、問いを立てる授業の大切さを解説している。
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自分なりに問いを立てるのは簡単ではなく、時間がかかる。だから前半の「教科書を読んで情報を集めて整理する活動」はスピーディーに進め、問いを考える時間を十分に確保していた。(中略)
「情報の収集に時間をかけすぎると、それだけで『学んだ気』になってしまいがち。そもそも今までの授業は、子供が自分で情報収集する機会すら少なく、先生が情報を与えてくれるのを待っていました。情報の収集はさっと進めて、集めた情報の整理・分析や考えることに時間をかけるねらいです。」p10
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・・という記述を見ると、情報収集のために、教科書以外の資料を持ち込んで各自で「沸騰するまで情報をインプットする」というような学習活動は行っていないことが分かる。
スタートラインは「教科書」という同じ土俵なのだ(と理解した)。
情報満載の資料より、情報が足りない教科書の方が疑問が出やすいのかもしれない。
特集の端々に出てくる小川晋先生の言葉も、今となればストンと落ちる。
◆「 答えにたどり着けなくてもいい。むしろすぐ答えが出るような問いでは、やりがいがない。
簡単には答えられない、熱中できる問いを立てようと、子供たちには伝えています。」
◆「 一人ひとりが情報を集め、問いを立てるような授業を昔からやってみたいなとは願っていました。
でも、紙では無理。スーパーティーチャーならできたでしょうが、ほとんどの先生には至難の業でした。
でも1人1台端末やクラウド使えば、誰でもできる。誰でもできるから、子供たちは経験を詰め、力がついてきたのです。」
「問いを立てられない教科」も気になるところ。
例えば数学では、次のような授業例が示されている。
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「問題発見、解決能力を育む」という大きな目標の下、例えば3年生の数学科の授業では前半は教科書を見ながらみんなで解き、後半は先生が用意した難易度別の複数の問題から選択し、個別に学習します。担当教員は「自分の現在地を客観的に把握して、自分に合った方法で学ぶ『学び方』を習得させたい」と話します。p13
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・・数学の問題を最初から自由選択させていないことが重要で、「教えてー手放す」の手順が大事であることが分かる。
この記述部分のキーワードが「自分の現在地」だ。
自分の「現在地」を見誤ると、個別最適な学びに繋がらない。

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