一斉指導なのに個別指導
JEES教育セミナーのアーカイブ動画で、札幌市立稲穂小の菅野校長先生の話を視聴した。
印象的なスライドがあと1枚あった。
一斉指導では全員に大型スクリーンを見せることがあるが、子供は見えにくさもあってなかなか画面に集中しない。
この時,各自の端末で見せながら説明した方が良いとの指摘があり、その際のスライドに,
手元で見る+先生の指導(ライブ感)
一斉指導なのに個別指導に近い状態
とあった。
そして,「ライブ感」の中身として次の6点を挙げていた。
◆表情 ◆声(声量,トーン) ◆目線 ◆リズムテンポ ◆対応,応答 ◆作業指示
どこかで見たようなワードが並んでいる。
つまりTOSS授業技量検定のD表の指標は、
◆一斉指導の中で
・子供たちを集中させる
・子供たちの参加度を高める
・子供たちを置き去りにしない
・子供たちをお客様にしない
という統率効果があり、それが同時に個別指導にもなっている。
いや、逆か。
細やかな個別対応の連続が集団全体の統率につながっている。
「集団の統率」と「個別の即時対応」の双方向が「ライブ感」か。
「ライブ感」
11月に名古屋ドームの観客を一体化させた桑田佳祐のことを思い出して考えてみた。
11月に名古屋ドームの観客を一体化させた桑田佳祐のことを思い出して考えてみた。
その場の空気感、空間支配能力、即時対応能力、その場の仕切り、盛り上げ感、あおり感・・・
授業に即して端的に言えば,「ボーッとさせない、飽きさせない」ということだろうか。
・やらないとバレる
・絶えず見られている
・チェックされている
という緊張感(圧)を与えているからだ。
ただし,
・困っていると助けてくれる
・SOSにもすぐ気づいてくれる
・退屈させない、夢中にさせてくれる
という安心感も与えている。
「見張る」と「見守る」は裏表だから、集団相手の授業を実現させるのに
◆サボっている子への圧と詰め・・緊張させる
◆困っている子へのケア・・・・・安心させる
の両方がなければ,そりゃあうまくいきませんよということだ。
そもそも「サボっている子」は「飽きている子」でもある。退屈させた教師の問題だ。
◆サボっている子、困っている子を出さない「未然防止」
◆サボっている子、困っている子に即座に対応する「初期対応と二次被害の回避」
・・・管理職試験で勉強したなぁ
前者は「リスクマネジメント」
後者は「クライスマネジメント」。
後者は「クライスマネジメント」。
ライブ感はマネジメント能力であり、空間支配能力。
「子ども主体」の複線型の授業は高難度度の授業だから、一斉授業がまともにできない教師にできるはずがないのだ。
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