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March 31, 2023

子どもができることは、子どもに任せる。

年度当初は多くの先生が当番表などをラミネートしています。

しかし、掲示物は子どもに任せれば、それだけ活躍の場ができて、褒める機会もできます。

何から何まで準備するのが「よい先生」ではありません。

(山ほど配付物があるときに、あらかじめ教師がまとめておくようなことは大事な配慮です)。

教科書を配る・職員室から配付物を持ってくる・持ち物を点検するなど、子どもにできることは何かを事前に練っておきます。

年度当初ですから、「誰かお願いします」と言えば、やりたい子はたくさんいます。

「ありがたいな。先生助かるな」

と感謝の気持ちを伝えれば、初日から子供たちにいい気分にさせられます。

じっとしていられないタイプの子ほど、体を動かせるので、進んでお手伝いしてくれます。

 

「子どもの手柄を奪ってはいけない」

 

と教わったことがあります。

さまざまな仕事を係や当番に割り振ってシステムとして動かせば、教師は楽になります。

そして、それだけ教師でしかできない仕事に専念できるのですから、ウィンウィンです。

逆に言うと、子供にでもできることに時間をかけて、教師にしかできないことを時間をかけないのは、それではもったいないです。

 

授業も同じです。

子どもに説明させればいいところで、教師が説明してしまう。

子どもに板書させればいいのに、教師が板書してしまう。

漢字や計算のミニテストを子どもに作らせる方法もあります。 

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何から何まで教師がリードしてしまえば、子どもを伸ばすチャンスは奪われてしまうのです。

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