子どもができることは、子どもに任せる。
年度当初は多くの先生が当番表などをラミネートしています。
しかし、掲示物は子どもに任せれば、それだけ活躍の場ができて、褒める機会もできます。
何から何まで準備するのが「よい先生」ではありません。
(山ほど配付物があるときに、あらかじめ教師がまとめておくようなことは大事な配慮です)。
教科書を配る・職員室から配付物を持ってくる・持ち物を点検するなど、子どもにできることは何かを事前に練っておきます。
年度当初ですから、「誰かお願いします」と言えば、やりたい子はたくさんいます。
「ありがたいな。先生助かるな」
と感謝の気持ちを伝えれば、初日から子供たちにいい気分にさせられます。
じっとしていられないタイプの子ほど、体を動かせるので、進んでお手伝いしてくれます。
「子どもの手柄を奪ってはいけない」
と教わったことがあります。
さまざまな仕事を係や当番に割り振ってシステムとして動かせば、教師は楽になります。
そして、それだけ教師でしかできない仕事に専念できるのですから、ウィンウィンです。
逆に言うと、子供にでもできることに時間をかけて、教師にしかできないことを時間をかけないのは、それではもったいないです。
授業も同じです。
子どもに説明させればいいところで、教師が説明してしまう。
子どもに板書させればいいのに、教師が板書してしまう。
漢字や計算のミニテストを子どもに作らせる方法もあります。
何から何まで教師がリードしてしまえば、子どもを伸ばすチャンスは奪われてしまうのです。
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