自転車が乗れない子には補助輪がある。
自転車は「乗れる」ー「乗れない」の間に「補助輪で乗る」のステップが入ります。
いずれ補助輪を外して「乗れる」に移行します(一輪車が難しいのは、補助輪のステップがないからでもあります)。
正規教員になる前に教育実習で「補助輪で教壇に立つ」が位置づけられますが、大学での実習だけでは、補助輪期間としては心細いかもしれません。
ここ数年、教育実習の指定授業時間数が減ってきたように思います。大学からの指定授業数も「特になし、学校事情でお任せします」ということが多いです。
しかし、そう言われても、受け入れる学校側で授業実数を何時間も組むのは学生いじめのようでためらわれます。
実習生にとって授業実数が少ないのは、その場はラッキーかもしれませんが、長い目で見ると不幸です。いざ就職して担任を持った時、あまりに経験が乏しくて立ち往生するからです。
この補助輪期間の短さに不安がある方(学生)は、事前に手を打ちましょう。
残念ながら、学級担任となれば、補助輪があろうがなかろうが、同じレベルの指導が求められます。
経験不足はいずれ時間が解消してくれます。
経験不足を嘆くのではなく、自分の培ってきた経験を生かすことを考えるとよいですね。
※子供の支援にも「補助輪」の発想が有効です。「スモールステップの原則」でもあります。
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