「フィードバック」の重要性 ~叱る場合は納得させる~
よかった点を指摘するのは、ポジティブフィードバック。
悪かった点を指摘するのは、ネガティブフィードバック。
「叱る」という行為は、「ネガティブフィードバック」の1つだ。
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ネガティブフィードバックとは、相手の行動について「改善すべき点」を指摘し、成長を促すフィードバック方法です。
上司側としては、「現状維持ではなく、さらに上のパフォーマンスを期待したい」「冷静に課題を分析するスキルを身につけてほしい」という狙いで行います。
相手によっては精神的なダメージになることも多いため、語気や言葉遣いなど、伝え方には十分注意するようにしましょう。
伝え方の一例としては、「あなたの成長のために、あえて厳しいことも伝えるね」と会話の主語を"相手"にして、励ましの文脈で部下のやる気を醸成するようにします。
行動に改善が見られたら、ポジティブフィードバックで称賛することも大切です。
「正しく指摘する」→「改善できたら称賛する」を繰り返すことで部下の意識改革を促進できることもあるため、ぜひ参考にしてみてください。
https://mpg.rightmanagement.jp/tm/hrcafe/leader/20201208-04.html
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・・・改善を促すためとはいえ、ネガティブな指摘は、伝え方も十分注意したい。
「正しく指摘する」→「改善できたら称賛する」を繰り返すことで部下の意識改革を促進できる」という記述に納得した。
また、上記サイトのフィードバック(相手の行動に対して改善点や評価を伝え、軌道修正を促すこと)を効果的に行う7つのポイントも、「叱る」際のポイントとして読み取れる。
(1)具体的に伝える
(2)リアルタイムに行う
(3)人にではなく行動に対して行う
(4)実現可能なものにする
(5)本人の意思を確認する
(6)シチュエーション・態度に気をつける
(7)普段から信頼関係を築いておく
特に以下の指摘は「叱る」の重要ポイントとして耳に痛い。
◆ネガティブフィードバックの場合は、相手が「叱られる」「否定される」と思い、萎縮してしまうケースもあるかもしれません。
だからこそ、部下へ精神的な負荷をかけないためにも、必要以上に強い語調や高圧的な態度は避けるようにしましょう。
また、フィードバックは決して「恥をかかせること」が目的ではありません。そのため、あえて全員の前で指導するようなシチュエーションも避けるべきです。
◆一方的な考え方の押しつけは、相手の不満を募らせてしまいます。
そのため、フィードバックしたあとには、できるだけ相手に理解できたか・納得したかを確認することが大切です。
・・・「子どもを納得してから帰らせる」という私なりの生活指導の鉄則も、ここで重なってくる。
一方的な考え方を押しつけて、不満を募らせたまま下校させると、子供の言い分を聞いた保護者から反撃を食らうことがある。
◆伝わったかどうかを確認して、納得させてから帰す。
◆厳しい指摘を受け入れるには、相手の気持ちを汲み取る姿勢が欠かせない。
どれも、もっともな指摘だと思う。
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