信用を積み重ねないと、信頼は獲得できない!
信頼関係ができるプロセス
警戒 ー 疑心 ー 親和 ー 信用 ー 信頼
という指摘を聴いて「ナルホド!」と思った。
初任者指導員研修で「初任者の特性とコーチングの心得」(愛知学院大学 大林利行氏)を受講した。
誰しも最初は「警戒」するし「疑心」を抱く。こいつはどんな奴だ?と思う。
でも、話しているうちに、慣れていくうちに、(うまくいけば)「親和」「信用」「信頼」とステップアップしていく。
これは【指導員ー初任者の出会い】の問題にとどまらず、【担任ー子供の出会い】の問題でもある。
○コミュニケーションの大前提はラポール(親和状態)
○ラポールは相手を尊重する気持ち
○ 人間は感情の生き物、理屈だけでは問題が解決しないことが多々ある。
・・・「信頼関係を作るにはそれなりの時間が必要だが、ラポールは短時間で形成可能」と言う指摘もなるほどと思った。
だから第一印象が大事で、笑顔や明るい発声、凛とした姿勢が大事なのだ
以下はレジメの「初任者」を「子供」に置き換えてみた。
「 指導者に必要なコミュニケーション」
① ページング 相手に合わせる
②ラポール 親和関係
③リーディング 変化を作り出す
④求める変化 真の目的
ラポールができると、こちらがリードすれば、子供もそれに合わせてついてくる
「指導者に必要な視点」
○ 子供が「はい」と即答したら真実とは限らない。
(プレッシャーを感じている証拠)
○子供に仕事を指示する場合「普通は〜だ」の考えは危険。
○ 仕事の意味や必要性を丁寧に説明すると、子供の理解や納得感が増し、行動できる。
具体化、数値化、言語化でわかりやすく伝える。
○曖昧な指示は、子供の「できない」「解らない」を増幅
「伝える」から「丁寧に伝える」
話し方・伝え方が悪ければ、いつまでも「警戒・疑心」にとどまってしまい、「信用・信頼」にステップアップできない。
「信用を積み重ねないと、信頼は獲得できない」という言葉が刺さりました。
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