『秒で伝わる文章術』宮崎直人(フォレスト)
◆「人間は文章を読まない」という前提で「どうすれば伝えたいことが伝わるか」を考える。
◆たくさん伝えることは迷惑。読み手の立場になって選別する。
◆ポイントは3つまで。
などの指摘に衝撃を受けた。
長く書くことは単なる自己満足に過ぎない。
相手意識(読み手の脳に負担をかけない)を考えたら、まさに「言葉を10分の1に削れ」だ。
◆とにかく短く書く・言いたいことを絞る
◆一記事の目安は 600ワード、見出しは15.5字以内
◆What to say 「何を言うか」ではなく、 How to say「 どう言うか」
ジョブズの次のエピソードは、たくさん情報を提供しても1つしか受け取れない 「一時一事の原則」を示している。
◆同時に5枚の紙の玉を投げられたらキャッチできないが、1枚ならキャッチできる。
以下のアドバイスは、要約指導のスキルと似ている。
◆ 1文を短くする=ワンセンテンスワンメッセージ。
◆短い言葉に言い換える 。
◆冗長な言い回しを避ける(ていねいすぎる 敬語は不要)。
◆単語の重護を避ける。
◆文字数を1文字でも減らす。
また、「読む」より「見る」の観点から
◆行間・改行・段落分けで余白を生かす
とアドバイスがある。
向山洋一先生の文章が読みやすかったのは、この余白が見事だったからだ。
なお「平仮名・漢字は 7:3の割合」とのアドバイスもある。
そこまで考えるものなのかと唸ってしまった!
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