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June 08, 2023

「情報デザイン」の考察(3)

「ダッシュボード」

 ビジネスインテリジェンスツールの1つに「ダッシュボード」がある。

 車のダッシュボードに由来する言葉で「多くの情報を1つにした画面」のことを指す。

 「見開き2ページにまとめたノート」が、この「多くの情報を1つにした画面」であることは多くの方に理解していただけると思う。

 

 あるサイトでは「ダッシュボード」について次のように書いてある。

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ダッシュボードにデータをいっぱい詰めばいいってわけではありません。

ダッシュボードを通じてより効率的に必要情報をピックアップし、ユーザーの疑問に対して、しっかりと情報をまとめて見やすく表示するのが、BIダッシュボード作成の目的です。

 

一言で言うと、ダッシュボードデザインの基軸は「ユーザー目線」です。

(中略)

「載せようとしている情報が、ユーザーにとって必要であるか。」を念頭に置きつつ、ダッシュボードに組みこむ情報と適切なグラフを選びましょう。

https://www.finereport.com/jp/analysis/bidashboard/

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◆伝えたい内容も、もちろん大事だが

◆伝える工夫(見やすさ・分かりやすさ)も大切で

◆どんなに重要な内容も、相手(ユーザー)が読んでくれなければ意味がない。

 

 メモは自分が分かればよい。

 しかし、レポート・報告書は相手に分かってもらわなければ意味がない(テストの回答用紙も)。

 見開き2ページのノートも、このレポート・報告書に該当する。

 

 先に挙げた分かりやすさの10の観点を再掲してみよう。

10の観点】

1 タイトル   二ページ全体のタイトルがあるか。

2 見やすさ  見やすくすっきりまとめられているか。

3 工夫   読み手を惹きつける面白さや工夫があるか。

4 イラスト   イラストを使っているか。

5 図      図や表を使っているか。

6 マス   ノートのマスをきちんと利用しているか。

7 丁寧さ   文字を丁寧に書いているか。

8 詳しさ    大切なことを詳しく書いているか。

9 キーワード  単元の重要語句・重要事項を書いているか。

10 考え   自分の考えや感想を書いているか。

 

 「ダッシュボード」も、この10の観点がほぼ適用できることが分かる。

 「情報デザイン」「BIツール」というと大学生やビジネスマンの世界の話のようだが、その初歩として、小中学校のノート、レポート、新聞づくりがある。

 元々は、「情報デザイン」とは無関係だったかもしれないが、今の時流を考えたら「情報デザイン」をベースで考えた方がいいし、考えればいい。

 

※4年国語(光村}で、扱われている説明文は「インフォグラフィックス」。これも「情報デザイン」の一部である。

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