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August 24, 2023

一番若い先生が、一番古い授業をしてる?

若い先生方にも分かるレベルで「新学力観に即した授業」を語るには、やはり堀田先生の解説は端的で鋭い。
ストックしてあるものを改めて読むと、以前とは違うところに注目する自分に驚いたりする。
「教育家庭新聞」は、今でもWEBで閲覧できるので、ありがたい。
◆「個別最適な学び」キーワードは「自己決定」「自己調整」「相互啓発」
・・・「個別最適な学び」が「指導の個別化」と「学習の個性化」という点は以前も注目していたが、タイトルにある「自己決定」「自己調整」「相互啓発」には、当時あんまり引っかからなかった。「相互啓発」は「他者参照」とセットだなと今なら思う。
次の箇所は、当たり前な方針なのだけれど、現場ではなかなか具現化できていない。
◆学校での授業も「教員の話を聞いて終わる」授業から、「学び取ることの喜びを獲得できる授業」としていかなければなりません。そのために必要な学びの環境として、端末やネットワークが配備されました。
◆学んだ結果としての学力だけではなく、学ぶ意欲と学ぶスキルが求められます。学び続ける意思、自分の学びを自ら組み立てる力、あふれる情報をうのみにしない力、議論や対話を通してより良い納得解を構築できる力です。
◆日々、自ら調べて話し合いしながら考えを深めて納得解を見出す学習経験を経た子供とそうでない子供では、「考える」「関連付ける」スピードが変わります。
・・・「主体的・対話的で深い学び(旧アクテイブ・ラーニング)」と言われながら、「習得」至上主義のような授業が現場では多い。
端末が「効果的に教え込む」ツールになっている場面も目にする。
 新学習指導要領が出た時の意識=「パラダイムシフト」がトーンダウンし、教え込む授業が横行しているのではないか。
 別の講演記録では、次のように指摘している。
◆「教えないとわからない」子供ではなく「自ら学ぶ」子供を育成する。そのためには「探究的な学びのプロセス」を各教科で繰り返すこと、そこに端末を活用することだ。
初任の中には、以前の学習指導要領(学力観)との違いが判らず、自分が子供のころの授業をトレースしている先生がいるかもしれない。
実は、そこが一番あやしい。
昔から「一番若い先生が、一番古い授業を行っている」と揶揄される所以だ。

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