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August 16, 2023

「ごんぎつね」の語彙の指導

ずいぶん昔の「ごんぎつね」の授業実践が出てきた。
① 「ちょっ、あんないたずらをしなけりゃよかった 」
「このような気持ちを短く言うと何と言いますか?」と聞く。
みんなピンと来ないので、 「後かい」という言葉を教える。これは教えるしかない。
「しまったなあ、というような気持ちのことだよ」と補足する。
できれば「ごんぎつね」の授業に入る前に、道徳の授業や生活指導などで繰り返し使っておくと、ここはすんなり進む。
②「おれと同じ、ひとりぼっちの兵十か」
「このような気持ちを短く言うと何と言いますか」と聞く。
これもピンと 来ないようだったで、サッサと教えた。
「同情」と言います。(「共感」でも良い)
③ごんは、いわしやくりやまつたけを兵十に持っていきました。
「この時のごんの気持ちを短く言うと何と言いますか」
「先生、漢字ですか?」
「いいえ、ひらがなです。 どこかに書いてあります。
「うなぎのなんとか」 とヒントを出して「つぐない」 を出させる。
「後かい」も「同情」も「つぐない」も、この作品を読む上で(ごんの心情を読む上で)とても大切な要素になる。
しかし、これらの言葉を知らなければ、使えないわけだから、感想が貧弱になる。
語彙を増やすことは、言語環境の整備でもある。
「豊かな日本語の使い手」を育てることは、なかなか大変なことで、1時間の授業で解決する問題ではない。
だからこそ場面場面で、具体的に手を打つことが大事になる。

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