« 昭和40年代の本を読む  | Main | 「ごんぎつね」の語彙の指導 »

August 16, 2023

社会科は「語彙」が勝負!

高学年になると、学習内容が難しくなる。
何が困ると言って各教科の専門用語・語彙。日常生活に出てこない言葉が次々に出てくるからだ。
これまで授業を聞いてなくても何とかなった子が、各教科の専門用語を疎かすると分からなくなり、それが苦手意識にもなっていく。
社会科の教科書では、すでに4年生で言葉の難しさが出てきている。
・ こう水量、積雪、じょ雪、輸入、らく農、耕地面積、下水、取れ高、産業
等の言葉が理解できないと社会科の授業が成立しない。
例えば、かつて、社会科テストには、次のような穴埋め問題があった。
選択肢問題だが、カッコが多くて一目で見ただけでは何が何だか分かりづらい。
市の人たちのねがいは( ① ) や( ② )にうったえる。
このことを(  ③ )と言い、この願いは( ④  )でそうだんして決められる。
公園を作るためには、( ⑤  )だけではたりないことが多く、( ⑥ )や県にほじょを求める。
解答は、①市長 ②市会議員 ③ちんじょう ④市議会 ⑤ 市  ⑥国 
この場合、選択肢が8個あって2つ余るようになっていた。
同じようなものが並んでいるから、1つ間違えると間違いの連鎖が起きる。
③の「ちんじょう=陳情」などは、授業中に意味をきちんと押さえておかないと何のことか分からない。
「陳情」がわかるためにはその前の「訴える」も分かっておく必要がある。
意味のわからない言葉があるのに、理解できるわけがない。授業についていけるわけがない。
全校集会などで高学年の先生が話をすると、どうしても難しい言葉が出てくる。
自分が話していると気づかないが、第三者として聞いていると「この言葉では低学年には伝わらないな」と心配することがある。
教師にとっての当たり前の言葉を疑ってかからないと、子供が置いてきぼりになる。

|

« 昭和40年代の本を読む  | Main | 「ごんぎつね」の語彙の指導 »

語彙」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 昭和40年代の本を読む  | Main | 「ごんぎつね」の語彙の指導 »