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September 03, 2023

日本の近代化を支えた「数学」

この夏休み、上野の国立科学博物館に行った。
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我が家の見学のメインは「はやぶさ」が持ち帰った石だったが、「計算機」関連の実物と解説がたくさんあって魅了された。
◆ 19世紀の欧米では、歯車を利用して計算する様々な機械式計算機が登場した。その理論は、現代のコンピュータの中にも生きている。20世紀に入ると日本でも国産の手回し計算機や計算尺が普及し、科学技術の研究開発に多用された。橋も電車も電気製品も、これらの道具を使って設計されていた。
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上の写真は、不思議な機械だが、次の解説がある。
◆ 複雑な連立方程式を解くことができる九元連立方程式求解機
アメリカのウィルバーは1936(昭和11年)に土木の構造解析や経済学上の計算を行える機械を考案、制作した。本機はその情報をもとに東京帝国大学航空研究所の佐々木達治郎や志賀亮、三井田純一らが1944(昭和19)年に製作した国内初の大型計算機械である。
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他にも「高速自働式計算機」や「手回し計算機」の実物があった。
私も知らない「計算尺」。
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◆ 計算尺を使えば、複雑な計算を簡単に行えるため、産業革命の時代から1970年代まで使われていた。日本では、明治時代に逸見治郎が国産化し、1940(昭和15)年頃から普及し始めた。1960年代には、国産計算尺の世界におけるシェアは70%を超えていた。ビルも鉄道も家電製品も全て 計算尺を使って計算された。多くのエンジニアがくふうをこらし自分用の計算尺を作っていた。
科学博物館では「計算機」に感激したが、大阪の造幣局では、日本人が作った「西洋時計」に感激した。
その西洋時計を見たときに、ふと思ったのは黒船を模倣した宇和島藩の「嘉藏」のことだった。
あるいは映画「天地明察」に出てきた、不思議な天体観測の器具だった。
自分の中に、「機械・道具」とそれを造った「職人」に対する強い憧れがあるのかもしれない。
※今100円ショップでも買える電卓だが、1972年爆発的にヒットしたのがカシオミニ12800円 。当時の相場の3分の1の破格だった。我が家に電卓がやってきたのがこの時代だ。

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