『いちばんすきな花』 第4話
対人関係の苦手な子にとっては生身の人間より機械と付き合う方が気が楽だ。
ドラマの中で次の場面(語り)が印象的だった。
◆人と話すのが上手ではない妹は、幼い頃、ずっとぬいぐるみに話しかけていた。
自分が相手になるよと姉が言うと「お姉ちゃん言い返すからヤダ」と言われたという。
なるほど!
たまたま「ペットにするなら本物かロボットか」の授業テーマを意識していたので引っかかった。
ぬいぐるみに話しかけるのは、自分が否定されないから心地よいわけだ。
※男女のトラブルで多いのが、聞いてくれるだけでいいと思って話をしている女性に、男性が否定したりアドバイスしたりしてしまうことだ
ネットでは次のように、人形に話しかける心理を分析するコラムもをあった。
タイトルがズバリ「ぬいぐるみ心理学」
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ぬいぐるみには何でも言える。
普段の人間関係とは違い、100%安心できる関係です。
ぬいぐるみがあなたの話したことを、
他の誰かに陰口言ったりしないですよね(笑)
つまり、ぬいぐるみに話しかける人は
人間関係に安心感を求めている傾向があります。
https://waniblog.info/about-plush-doll/1546
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・・・こういう指摘を読むと、生身の人間とのコミュニケーションが苦手な人の気持ちも分かる。
無論、自分だって、隣の人に聞けばいいことを、遠慮してネット検索するこちがある
◆相手にいちいち時間を使わせるのが申し訳ないとか、
◆知らないことでマウント取られるのが嫌だとか
◆聞いても完全理解に至らなければ二度手間になるとか、
だから、機械を否定する必要もない。
生身の人間とも、機械とも、ハイブリッドに付き合っていけることが現代人の処世術だ。
断られるのが嫌だから告白できないという人の気持ちは、自分も分かる。
でも、そこは自分で乗り越えて、自分の未来を自分で勝ち取らないといけない。
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