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January 01, 2024

東大物理学者が教える『考える力』の鍛え方 〜想定外の時代を生き抜くためのヒント。〜〜

「考える力」の鍛え方 上田正仁著(ブックマン)

 引用するとキリがないので、あちこちつなげると次のようになる。
◆「マニュアル力」は創造力の土台になるが、社会の中でマニュアル力が生かせる場面は限られている。今必要なのは、「自ら考え創造する力」である。
 与えられた知識やスキルを効率よく身につけるのが「マニュアル力」。
 ルールや枠組みがはっきりしている「想定内」の世界では、マニュアル力に優れた人が高く評価される。受験テクニックもこの部類。
 しかし、マニュア力だけでは、イノベーションを生み出すことができないし、「すぐに答えが出ない問題に取り掛かるのは非効率だ」として、深く長く考える努力を避けてしまうことが多い。
 誰もが当たり前と思っているところに異を唱え、問題点を見出し、物事の本質を突き止めようとするのが「考える力」
 そして、答えのないところに独自の答えを編み出すのが「創造力(イノベーション)」
・・・・与えられた仕事をこなす処理能力だけでは、正解のない時代(予測不能な時代)を生きていけない。
 そう思う。
 では、欧米に追いつき追い越せで歯車のように働いてきた昭和(戦後)の日本人は、「創造力」を欠いていたかというとそうでもない。
 創造力の土台となる「マニュアル力」を愚直に発揮し、さらなる工夫改善を目指す中で、千に1つ、万に1つのアイデアが開花した。
 それが例えばSONYだ(という意識で、盛田氏の書籍を読んでいる)。
 あるいは、ノーベル賞を受賞した数々の日本人たちだ。
 逆に、「創造力」が大事だからと言う点ばかりを強調して、「マニュアル力」や「基礎研究」を怠っていると、イノーベションは起きない。
 企業も研究機関も「短期の成果」ばかりを求めて、「長期展望」「基礎研究」を怠っていると、イノベーションが起きないとも言える。
 カシオのG -SHOCKを開発した際の企画書は「丈夫な時計を作る」とだけ書かれたぺら1枚の鴨だったと言う。今までやったことがない企画に綿密な計画など立てられない。この場合は、その企画を通した会社がすごい。
 浴びるほどの情報の蓄積がないと、爆発が起きない。
 先のダイアリーで示した「アインシュタイの奇跡の年」もそういうことだ。
 向山先生の「磁石」や「豆電球」の授業も、そういうことなのだ。



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