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February 21, 2024

「コンテンツ」ではなく「コンピテンシー」

Aという実践(コンテンツ)を知り納得しても、それだけでは別の授業がうまくいかなければ意味がない。

Aという本(コンテンツ)を読んで納得しても、それを自分のものとなるように咀嚼しないと、いつまでたっても「本待ち、他者依存」になってしまう。

コンピテンシーは、以下の文章でいうところの「本質」に該当するだろう。

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他者の経営者の書いた本は個別の文脈の中に埋め込まれているので、すぐに応用することはできない。

しかし、優れた読み手はそこで抽象化して本質をつかむ。本を読むのではなく、本と対話することが大切だ。

対話は今も昔も本質にアプローチするときの基本だろう。

優れた経営者というのは抽象化してストーリーを理解し、その本質を見破る能力に長けている。

商売を丸ごとに見て、流れ・動きを把握して、それを論理化することで本質にたどり着くことができる。

もともとは具体的な個別の事例が、自分のアタマの引き出しにしまうときには論理化された本質に変換されている。

結局のところ本当に役に立つのは、個別の具体的な知識や情報よりも、本質部分で商売を支える論理なのだ。

戦略構築のセンスがある人は、論理の引き出しが多く、深いものである。

他社の優れた戦略をたくさん見て、抽象化するという思考を繰り返す。これが引き出しを豊かにする。

独自の戦略ストーリーを構築するための王道だ。

  楠木建「経営センスの論理」(新潮新書) P42

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 上の引用部は、ビジネスでなく、教育現場に置き換えることもできる。

個別の教科内容を教えることに満足していてはいけない。個々の授業内容から本質を抽象化しないと汎用的に学ぶことができないからだ。

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