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February 25, 2024

「舟を編む」は、テレビドラマも面白い(ネタバレ注意)

小説も映画も良かったが、テレビドラマ第一回も良かった(明日の日曜日が第二回の放送日)。
録画してあったので2回見た。1時間を貫くキーワードを確認したかったからだ。
以下、ネタバレ及び自分の解釈で書きますよ。
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ドラマ版の主人公岸辺みどりは、無意識に人を傷つけてしまう。
それは「・・・なんて」という言葉遣いが原因だった。
せっかく彼氏が作ってくれた朝食なのに「朝食なんて食べてる時間がない」。
カメラマンを目指す彼氏に「朝日なんて、ありふれている」。
辞書編集部のみんなの前で「辞書なんてどれも同じ」。
そして、自分に対して「私なんて」・・・
辞書を引いて「○○なんて」に「軽蔑」の意味があることを知る。
それを知って、彼氏が「俺の事を見下している」と怒鳴った意味を理解する。そして後悔する。
ただ、主人公みどりに対して周囲が優しい。
言葉が相手を傷つけることばかりではないと知っているから、あたたかく見守っている。
小説も映画もドラマも楽しめるのは、辞書づくり=言葉探しの世界が、まさに大海を渡る船のようだからだ。
小説の中で、「みどり」の次の独白がある。
(いつかドラマで出てくるかもしれないけど)。
◆言葉と本気で向き合うようになって、私は少し変わった気がする。岸辺はそう思った。言葉の持つ力。傷つけるためではなく、だれかを守り、だれかに伝え、だれかとつながりあうための力に自覚的になってから、自分の心を探り、周囲の人の気持ちや考えを注意深く汲みとろうとするようになった。
・・・言葉に敏感になることには、かくも重要な役割がある。
2012年にブログで「舟を編む」について書いている。
10年経っても「言葉の世界」は楽しい。「舟を編む」は面白い。
ドラマ第一回は、「右」を辞書でどう表すかの問題が出てきた。
ドラマ第二回は、予告によれば「恋愛」をどう表すかの問題が出てくる。
今後の展開が楽しみだ。
20240224-2105



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