誰かに教えるつもりで勉強した内容を説明してみると、28%成績がアップする。
「超効率勉強法」Daigo著(学研プラス)より
学習効果を最大限に高めるためのポイントとして
「想起する」
「再言語化する」
の2点が挙げられている。
誰かに教えるつもりで説明するのは「再言語化」の方だ。
ラーニングピラミッドでも「誰かに教える」は最も効果が高いとされている。
4年の理科ワークに,自分の言葉で表現させる箇所があった。
◆「水じょう気」や「湯気」という言葉を使って、右の図をもとに、水のすがたの変わり方を説明しよう。
・・・まさに「再言語化」だ。
これが「深めよう」の課題になっていて、その前段階ではキーワードの穴埋め問題が並んでいる。
「深めよう」だから、上級コースのような印象があって、できる子だけのチャレンジ問題にも思える。
確かに、模範解答を示して書き写させてしまいがちな課題だ。
しかし、学習効果を最大限位するには、できるだけ、ここは各自に取り組ませたい。
各自で難しければ、みんなで共同して、まとめさせたり、他のグループの意見を聞き合ったりして、理解を深めたい。
この「再言語化」は、「思考・判断・表現」を評価する設問として適している。
上級コースだからと諦めずに、どの子にもチャレンジさせたい課題である。
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