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March 19, 2024

学習指導要領の内容の実現

田村学氏の論稿「教育技術小三小四」2020・3

「思考力・判断力・表現力」の育成については、次のように解説している。

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習得した知識が活用されていく過程で働くのが、「思考力、判断力、表現力」なので、知識が獲得され、使える状況を工夫すればよいのです。

それは、これまで安定して身に付けていたような個別の知識を、もっと多様な場面でも使える知識にするとい言うことです。(中略)既存の知識をより自由に使えるとか、より適切に使えるようになるような獲得の過程を工夫することが大切なのです。

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石井英真氏の講演で聴いた「知る」「分かる」「できる」から「使える」への移行のことだ。

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そのための授業改善についても書いてある。

◆ 先生が45分間説明し続けて暗記させるのではなく、説明や指導も行うけれども、子供たちが話し合ったり、自分の考えを求めたりする事をしていくわけです。つまりインプットする暗記再生から、アウトプットする思考発信型の事業に変えていこうということで、結果的に教師の行為する時間が減り、子供が行為する時間が長くなると言うことですね。

そのためには、子供が本気で自ら学んだり、友達と学びあったりすることができる状況を整えることが重要です。これがうまくできるようになると、授業は加速度的に効率化し、内容に対して時間はそれほどかからなくなってきます。

◆ 毎回先生が教え込み、知識を与え続ける授業をしていると、1時間目でも100時間目でも、授業の手間は変わりません。際限なく時間は使用になります。しかし、子供が自ら知識を獲得するように育つと、指導する先生の手間は減り、むしろ先生の行為の質が高まります。 そのように学習者が能動的に学び、自立するようにしようというわけです。校内のすべての先生が、それを意識して行えば 1年間の後半になればなるほど、学齢が上がれば上がるほど学びのスピードは上がっていきます。

・・・「手放すタイミング」は重要だ。

確かに、「使える(使わせる)」は任せないと意味がない。

しかし、「教えてー任せる」というプロセスを単元や年間できちんと意識していないと、「最初から丸投げ」「いつまでも教師主導」といった事態が生じる。

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