« 「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」 | Main | できることを練習したがるのは、楽だから。 »

March 20, 2024

鉄棒のチャレンジカード

チャレンジカードを使った鉄棒の個別練習は、熱心にやっている子と、そうでない子の差が激しい。

女子は頑張って、熱心にチャレンジしている子が多い(元々できるからか)。

男子は、

①やっているようで、やっていない子。

②できる種目でお茶を濁し、次の難題に挑まない子。

が目立つというのが私の実感。

ドッジボールの時間は、この男女の傾向が真逆になる。女子はドッジボールやサッカーをやりたがらない子が多い。

確かに、ぽっちゃり系の子の中には、「とびあがり」や、「布団干し」もできない子がいる。

それでも、個別に声をかけて

「これならできるんじゃない?」

「先生が支えてあげるから大丈夫」

と支援すれば、1つ2つは増えていくが、担任一人で個別支援するには、なかなか時間が足りない。

 

そもそも、「18個のメニューがあるから、できる子はどんどん進んでいこう」というこのチャレンジカードのシステムが、やる子やらない子の格差を助長しているのではないか。

①「今日は、何番と何番。できた子は赤帽子、まだの子は白帽子のして」と追い込んだり、

②「合格した種目はもう練習しないで、次の種目を練習する」といった指示を徹底したり、

③「今日は、この種目を攻略する」と絞ったり、

④全部攻略したら、次のカードを渡したり、

しないと、やってもやらなくてもチェックもされないし、評価もされないで終わってしまう。

 

自分なら各自の練習だけには任せない。

全員を座らせておいて、順番に1列目・2列目と笛の合図で鉄棒練習(演技披露)する場面を設定する。

これなら子供の試技回数を下支えできるし、全員の試技を把握することができる。

 

できない子にとっては難しい技もあるから、それぞれの種目について「ここまでできたら△をあげる」のようなスモールステップの提示があっても良い。

私は、逆上がり練習器にチャレンジする子についていることが多いのだが、

①何色のところでキックしているかを示して、できるだけ下の方をキックさせる。

②何歩かけあがったかを示して、できるだけキック一回で逆上がりさせる。

などの声をかけている。

(ちなみに、写真で示したカードの場合は「さかあがり3回」と書いてあるので、1回できた子は評価されない。)

 

チャレンジカードに沿って、自分で目標を持って頑張る子を育てたい。

だからこそ、チャレンジカードのレベルが合っていない子をどうするか、そこは目の前の子供の実態に合わせて手を打ってほしい。

当然、このレベルのチャレンジカードを楽々クリアする子もいるわけだから、初級・中級・上級のようなコースがあって良い。

やらない子、諦めかけている子、やってるようでやってない子、できる種目で安住している子を何とかできる体育に取り組めるよう、自分もしっかり学び直そう。

6659a3f8c84d4f2bbd202da19075b5a3

 

|

« 「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」 | Main | できることを練習したがるのは、楽だから。 »

教育」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」 | Main | できることを練習したがるのは、楽だから。 »