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March 20, 2024

「学習性無力感」の克服

「できることを練習したがるのは、楽だから」ということを書いた。

それが人の「性分」ならば、

難しい課題にチャレンジしない子を嘆くより、わざわざ難しいことにチャレンジする子はスゴイ!

と考えた方が、こちらも楽になれる。

ところで、過去のデータから「学習性無力感」の覚書が出てきた。

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できない経験を繰り返すと・・がんばろうとしなくなる。

わからない経験を繰り返すと・・理解しようとしなくなる

やってもらう経験を繰り返すと・・自分でやろうとしなくなる

こういう状況を「学習性無力感」と言う。

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あまりに無謀なチャレンジを続けさせると心が折れてしまう。

どうせ何をしても無駄だという気持ちになってしまうと、回復が難しい。

困難に直面したときに、おすすめしないのが

 泣く・騒ぐ・逃げる・やらない・物にあたる・隠す・ごまかす・・・

 

おすすめするのが

 「手伝ってください」「わからないので教えてください」「助けてください」・・。

 

後者は「援助要求スキル」と呼ばれている。

他者への援助を求めることで壁を乗り越える経験を積むことが大事なのだと言う。

先生が子どもに助けてもらう場面を意図的につくる。

先生が、弱いところを見せ、子どもに依存する場面を仕組む。

こうして「他者から必要とされる経験」を積んで、「自分も他者に頼っていいんだ」と学んでいく。

特別支援教育でなくても重要な「生き方スキル」である。

「できるようになるまで、がんばれ」の根性論・精神論だけでは子供は育たない。

「なんで、この子たちは困難に立ち向かわないのだ」と嘆くでは子供は育たない。

体育のチャレンジカードに取り組ませるだけでは「できない子」は辛い。

その子たちが「手伝ってください」「できないので教えてください」「助けてください」と言える教室風土がないと、グズグズして終わってしまう。

 

※『実践障害児教育』2014年7月号。

ケースから学ぶアプローチ第4回「未学習や誤学習を読み解こうの」の巻より

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