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March 02, 2024

「来年が怖い」と思える初任は、さすが!

初任が「今年とてもいいクラスだったから、逆に来年が心配です」と切り出した。
そこそこ大変な時期のあったクラスだが、最近はとても良いので、「逆に」私も来年度が心配になっていた。
プレッシャーになるかなと遠慮していたが、自分で意識していたとは思わなかった。
学級経営がうまくいくに越したことはない。
しかし、うまくいったら,うまくいったで、勝って兜の緒を締めないといけない。
ユニクロの柳井会長は、「成功の復讐」と言って、成功して油断することを戒めた。
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▼たとえ一つの事業が成功しても、それが次の成功を保証することはない。
▼少し商才が利いた若い人は、ちょっと成功すると、大成功したかのように勘違いしてしまう。
本人の能力ではなく偶然なのに、成功したということを肯定して、何か大経営者にでもなったかのような錯覚に陥る人が結構いるんですよ。
成功体験を基に同じことを続けていると、絶対、“成功の復讐”に出合う。
だから、お客様が評価された点の本質をよく考えることが必要。
※10年以上前のインタビューの記事。東洋経済オンラインのアドレスは既に消えていました。
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失敗を反省し、次に活かせばプラスになる。
しかし、成功に驕って成長を止めてしまったらマイナスになる。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉がある。
野球の野村監督の言葉として有名だが、元は、江戸時代の大名である松浦静山の言葉だそうだ。
負けた時の要因は誰でも探る。負けの原因を明らかにすれば次回に活かせる。
しかし、勝ちの要因は様々で、「たまたま」ということもあろう。一歩間違えば「負け」だったかもしれない。だから勝って奢ることがあってはならない。
というように私は解釈している。
たとえ、今年うまくいったとしても、ビギナーズラックかもしれない。
学級編成で初任者用にやりやすいメンバーにしてくれていたのかもしれない。
「今年うまくいったのだから、来年もうまくいくだろう」という根拠のない楽観主義よりも
「今年はたまたまうまくいっただけで、来年はうまくいかないかもしれない」と最悪を想定する悲観主義の方が、成功の近道なのだ。
 たえず謙虚で慎重で学び続ける教師であってほしい。
 無論、自分も同じ。
「この助言がベスト」などと油断せず、さらなるベストを目指して見識を深めていきたい。

 

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