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April 19, 2024

「白いぼうし」の女の子の正体

4年生のある学級の実践例。

「白いぼうし」(あまんきみこ)の女の子の正体は、教科書本文を読む限り、ちょうの化身とも言い切れない。

が、このクラスでは、ちょうの化身で全員一致したので、AかBかの意見文ではなく、Aであることを立証する意見文のスタイルになった。

 

◆消えた女の子の正体はもんしろちょうである。

なぜなら、女の子がもんしろちょうがいっぱいあるところにつれてきてもらったからだ。

また、松井さんがつれてきてくれて女の子はやさしい人だなと思って「よかったね。」「よかったよ。」と言ってくれたと思いました。

よって、消えた女の子の正体はもんしろちょうである。

 

◆消えた女の子の正体はもんしろちょうである。

なぜなら、「車にもどると後のシートに女の子がすわっています」という文章によって、わたしはにがしてしまったちょうが車の中にはいって人間にかわったのかと思ったからです。

よって、消えた女の子の正体はもんしろちょう。

 

◆消えた女の子の正体はもんしろちょうである。

なぜなら、松井さんに「ええと、どちらまで。」と聞かれた時に「菜の花横丁」といってたから、花のみつをのむのかなと思ったからだ。

第二場面の十一行目の「ちょうは高くまい上がると」というところで、つかまったところを助けてもらってお礼をいいたいから、松井さんのタクシーにのって、菜の花横丁で松井さんに「よかったね」とシャボン玉のはじけるような優しい小声で言ったからだ。よって、消えた女の子の正体はもんしろちょうである。

 

◆消えた女の子の正体はもんしろちょうである。

理由は2つある。第一に③の後ろから5行目の「早く、おじちゃん。早く行ってちょうだい。」この女の子の言葉はたけおくんにぼうしでつかまえられたから、女の子はまたつかまるかもしれないと思い、その言葉を言ったわけだ。

第二に、松井さんは菜の花横丁につれていったとたん女の子が消えたのは自分のなかまにやっとあえてもんしろちょうに代わって車から出ていった。この二つの理由により、消えた女の子の正体はもんしろちょうである。

 

◆消えた女の子の正体はもんしろちょうである。

理由は2つある。第一に松井さんが車にもどったらおかっぱのかわいい女の子がちょこんと後ろのシートにすわっていて、いいました。菜の花横丁ってあるかしら。花はちょうのすきなのだからです。第二に、松井さんが考えてふりかえるとだれもいなかったのでもんしろちょうだと思います。

 

ただし、このレベルの意見文を書いたわけではない。合格ラインは上位2割程度。無回答もあり、意味不明の子が多数いる。

今の段階は、先生の指導というよりは、本人の実力。

下位の子もこの程度の意見文が書けるような手立てが必要で

◆グループ交流する

◆早く書けた子の意見文を読み上げる。紹介する。

◆全員のノート(原稿用紙)を回覧する

のような他者参照の機会を設定する必要がある。

上位の子が立派な意見文を書いたからと言って満足していてはいけない。

上位の子は指導しなくても書けるのだから。

「誰一人、取り残さない」という気概をもって、年度末にば全員達成できるよう支援策を考えたい。

 

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