オープンエンドの授業
理科や社会科は、
授業内で完結するクローズドエンドではなく
授業外に学びを広げるオープンエンドでありたい。
4年の理科は気温調べをやっていたが、気象情報はテレビでもネットでも毎日やっている。
お母さんに今日の天気を聞くのではなく、自分で確かめてほしい。
お母さんに言われて雨の準備をするのではなく、自分の判断で準備してほしい。
教科書以上の知識を持つ子が出てくるだろうが、それは大歓迎。むしろ個々の学びを許可書レベルにとどめないことが望ましい。
さて、先日、くもりの日の1時間ごとの気温を測定した結果を示しながら
「くもりの日はどんな変化をするか」
を考えさせていた。
◆1回の測定結果で「この日」ではなく「くもりの日」と一般化できるのか。
◆この日の測定結果だけを見て考えるのは難しいのではないか。
と疑問をもった。
実際の授業では、A君が「晴れの日より変化が小さい」と比較対象をもった発言をしていた。
「晴れの日」「曇りの日」の計測結果を並べて考えさせた方が、意見は出しやすいのだ。
ところで3年生では「ひなたは温度が高い(上がる)、日かげは温度が低い(上がらない)」と学んでいる。
この法則性を根拠にしたら「くもり=日かげ」として、「あまり温度が上がらない」と考えることができる。
(続く)
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