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July 01, 2024

現場の声に耳を傾けることがリーダーの使命

営業職であれば、「お客様の声」、
教室であれば、まずは「子供の声」、
管理職の立場であれば、「子供」「教職員」「保護者・地域」の声。
ただし、「声を聞く」だけを意識すると、「声の大きい者」の主張だけが通ることになる。
「言ったもの勝ち」では困るから、サイレントマジョリティや、最も弱い立場の「声なき声」を汲み取らねばならない。
「言ってくれなきゃ分からない」という「待ち」の姿勢ではいけない。
「見とる・気づく・察する」という「攻め」の姿勢だ。
「来ていない人いらっしゃい」という子どもへの配慮と個別支援がなければ、困っている子は放置されてしまう。
向山先生の温かな対応は、複線型授業や自由進度学習と言われるこれからの時代、ますます重要視される。この動画は時々視聴して、自分の対応を反省するようにしている。
向山先生は、3年の教師修行を経て「指先のかすかな動きに、子どもの意志を感じられるようになった」と言われる(「斎藤喜博を追って」P91)。
最近のXの投稿では「授業をしながら、かすかに動く指を見つけられる教師であれば、意見が言いたくなった子どもをのがすことはない。」とアップされている。
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「見とる・気づく・察する」なのだとつくづく思う。
そして、やはり、ここ。
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「どの子も大切にされなければならない、一人の例外もなく」
に立ち返る。
「現場の声に耳を傾ける」という言葉を単なるスローガンに終わらせてはならない。



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