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July 03, 2024

図画工作の取り組みについて試行錯誤(2)

図画工作の「主体的に学習に取り組む態度」の評価について、いくつかの資料を参考に、次のように考えてみた。

【表現活動】

アイデアスケッチを熱心に描いたり、材料や用具の特性を生かしたり、表現方法を創意工夫し、自分の主張・主題を効果的に表したりする主体的な姿を評価する。

【鑑賞活動

作品の造形的なよさや美しさを分析し、自身の作品制作に生かそうとする前向きな姿を評価する。

 「主体的~」の評価は、大きく分けて「ねばり強さ」と「自己調整(自分なりの工夫)」。

 ねばり強さがない子・すぐにあきらめてしまう子・さっさと終わりたがる子は、叱っても仕方ない。

 「時間いっぱいベストを尽くしたらーいい結果が出てー称賛されてー今度もやってみたくなる」という成功体験のサイクルを仕掛ける必要があると思う。やる気を示さない子は失敗体験が影響している場合が多い。

 ある男の子は「熊」を色紙で切り抜きたいのだが、思うような熊ができないので「これじゃあ熊じゃないな」と何度も切りなおして、進まなかった。自分でも思い通りに表現できない作品を人前で披露するのは辛いんだろうなと納得した。

 もちろん人間の動きはとても難しく、サッカーや野球をしている人間を表現するのは相当に難しい。

 図画工作は構想通りに制作できるとは限らない。

 このままではうまくいかないと判断した時に新たな構想に切り替えるのが「判断力」と「自己調整能力」なのだと思う。

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