九九を超えた掛け算
4年2学期算数の授業検討
(3)おまけ:九九を超えた掛け算
4年生で学習する2桁の割り算では「九九を超えた掛け算」がスムーズにできるかどうかが重要です。
5年生になると、倍数・約数・通分・約分などが出てきて、九九を超えた掛け算の理解が重要になります。
たとえば
36は、九九の中では「4×9」しかありませんが、1×36,2×18、3×12 があります。
45は、九九の中では「5×9」しかありませんが、1×45,3×15 があります。
計算に慣れた子にとっては、当たり前の掛け算ですから、約数がすぐに浮かび、分数の通分もすぐにできます。
しかし、九九でとどまっている子はここで苦しみます。
むろん、36は、4×9だから、2×2×3×3だから、約数はこの4つの組み合わせの数だけあるという素因数分解の考え方もあります。
それにしても、「20×20」まで覚えた子は楽でしょうね。
2から9の倍数を100までスラスラ言えるようになるといいので、それらを楽しくできる学習ソフトなどを探してみようと思います。
写真は、以下のサイトより
https://www.illust-box.jp/sozai/278960/
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