ストーリーテリングの有効性について
説明主体の授業から脱却するために(6)
Q:単なる説明では、聞き手にインパクトは与えられないから「語り」が必要だと教わりました。この「説明より語りが効果的」とは「ストーリーテリング」の有効性の意味なのかなと思い、調べています。
・・・以下が、GEMINIの回答。
こんなQに丁寧に回答してくれるなんてありがたい。
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説明より語り:ストーリーテリングの有効性について
おっしゃる通り、「説明より語り」という言葉は、まさに「ストーリーテリング」の有効性を示唆する言葉です。
なぜ「語り」が効果的なのか?
感情への訴えかけ:
ストーリーには、登場人物の喜怒哀楽や葛藤が描かれます。これらに共感することで、聞き手は単なる情報だけでなく、深い感情的な繋がりを感じることができます。
記憶への定着: ストーリーは、論理的な説明よりも記憶に残りやすいものです。物語の構造は、人間の脳の働きに合致しており、情報をより深く記憶に刻み込むことができます。
説得力向上: ストーリーは、抽象的な概念を具体的に表現し、聞き手がより理解しやすくなります。また、自分自身の経験と重ね合わせ、共感することで、説得力が増します。
「説明」と「語り」の違い
説明
・・情報の伝達、論理的な説明、事実の羅列、客観的、冷静、理解を促す
語り
・・感情への訴えかけ、共感の形成、ストーリー、登場人物、設定、起承転結、主観的、感情的、行動を促す、記憶に残りやすい
ストーリーテリングが有効な場面
プレゼンテーション: 新製品の発表、企業理念の伝達
マーケティング: 商品の訴求、ブランドイメージの形成
教育: 歴史の学習、科学の概念の理解
自己紹介: 自分の経験や価値観の伝達
ストーリーテリングを効果的に行うために
聴衆の共感を得る:
聴衆の価値観や関心に合ったストーリーを選ぶ
具体的な描写:
抽象的な概念を、具体的な言葉やイメージで表現
感情的な要素:
感情に訴えかける言葉や場面を取り入れる
Call to action:
ストーリーの最後に、行動を促す言葉を付け加える
まとめ
「説明より語り」が効果的な理由は、ストーリーが人間の心に直接働きかけ、共感や感情を呼び起こすことができるからです。
単に情報を伝えるだけでなく、聞き手の心を動かし、行動を促すためには、ストーリーテリングの力が不可欠です。
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・・「ストーリーテリング」という言葉では理解してもらえないかもしれない。
淡々と「説明」するのではなく、感情に訴える「語り」が大切で、
共感してもらうことを意識すると
◆論理的な説明よりも記憶に残りやすい
◆聞き手がより理解しやすくなるので、説得力が増す
原稿を読み上げる・暗記した通りに話をするの形だと、どうしても説明口調になって、感情に訴えることができなくなる。
聴衆に合わせて、(聴衆反応を意識しながら)臨機応変に話を組み立てることも、授業改善の大切な要素になる。
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