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August 15, 2024

説明主体の授業から脱却するために(4)

ゴールデンサークル理論

本物のリーダーは、WHY(なぜ)から話を始め、それからHOW(どうやって)、WHAT(何を)の順に話をしていくとしています。
一方「形式上のリーダー」は、その逆で、WHAT(何をすべきか)から入ってしまうので、WHY(なぜなのか)が腑に落ちず、人々を動かすことができない、としています。
◆数字や理論などの説明も大切ですが、人の心を動かすのは感情であり、直感です。
「WHY」の部分から話をすることで、直感的に共感を呼び起こし、その後の内容が好印象になります。
・・・Whyがないと腑に落ちない。Whyを解決するためにこの授業は展開しますというお約束がないと、この授業はこの先どう進んでいくのかが掴めなくて不安になるからだ。
 
 『秒で伝わる文章術』を読んで、1年前に次のようにまとめていた。
 忘れている自分に呆れるが、記録に残しておくことの重要さを改めて感じる。
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「なぜ」を明確にしないとゴールが決まらない(ゴールがずれる)
「なぜ」はミッションでありビジョンであり、動機、 目的、モチベーション。
「何をするのか」ではなく「なぜするのか」を語ることが相手への共感を生む。
ということは、「趣意説明の原則」に通じている。
「今日の授業は○○をするよ=What」
「今日の授業は、こうやって進めていくよ=How」
ではなく
「今日の授業は、○○のためにやるよ=Why」
・・・子供が納得しないまま「What」や「How」で強引に授業を進めても、教育効果が上がらないのだと理解した。
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 探究型の授業、知的好奇心を満たす授業は、Why=謎解きが大事なのだ。
 久しぶりにTEDで「ゴールデンサークル理論」を視聴した。見事なプレゼンに惹きつけられる。
「講義調が悪」という先入観だけでは、大事なことを見失ってしまう。
「単調な説明」と「熱のこもった語り」を区別してプレゼンの良し悪しを判断しないと。

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