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August 05, 2024

「自己調整能力」の大切さ

昨年もブログに引用したが、引用部が長すぎて、言いたいことが絞れていなかった。

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 ICTを活用した個別最適な学びは、一人ひとりの学力や特性に合った学びができ、これまでの一斉授業より効率よく学習を進められるという大きなメリットがあります。

しかし、学習意欲・基礎的な学力が高い生徒は自ら進んで学習する一方で、そうでない生徒は学習しない状況が生まれ、学力差がどんどん開いてしまう懸念点があるのです。

 https://career-ed-lab.mynavi.jp/career-column/2397/

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 自由進度のような形でどんどん進めていくと、できる子は待たないで済むから、快調に学習できる。ストッパーがない状態ともいえる。

 一方、やる気のない子・自信のない子は、丁寧に支援しないと、自分1人では学習を進められない。

 教師は、自主的に学習できる子へのエネルギーを、そうでない子に注ぐことで格差解消・時間差解消に努めないといけない。

 できる子がどんどん進める中で、遅い子が卑屈にならないようにしっかり支援しないと、できない子は学習意欲を失ってしまう。

 

 公教育は「くもん」ではないから、できる子はどんどん先に進むというシステムになっていない。飛び級もない。公教育はそのデメリットをメリットに変える「何か」をもっていないと、「吹きこぼし」を作ってしまう。自由進度学習は、そのデメリットの解消には役立つだろうが、そこだけ特化すれば、学級内で「ゆがんだ優越感や不必要な劣等感」を誘発してしまう。

 総じて「できる子」の側で過ごしてきた教師は、しっかり「できない子」に寄り添って、彼らの学習意欲・自己調整能力の向上を支援してほしい。 

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