2学期の学級経営
山を動かす
自己肯定感や自尊感情はとても大事ですが、今の自分の現状に満足しすぎると成長できません。
「まだまだ自分は頑張れる・やればもっと成長できる」という意識を持たせたいです。
1人1人では、なかなかそこまで意識が高まらなくても、集団の影響で動く子はいます。
山が動くイメージを伝えやすいのが「イノベーター理論・キャズム理論」と呼ばれるビジネスモデルです。
「イノベーター」は、先生が何も言わなくてもどんどんチャレンジできる上位グループです。このグループをうまく活用して、次の山の子供たちを動かします。
「レイトマジョリテイ」は、集団の半数が動かないと行動しないグループと言われています。逆に言えば半分が動けば、この集団は動きます。
「ラガード」は強固に動かない集団です。ビジネス上は「この集団は最初からあきらめろ」という意見もあるようですが、学級で、もしこのグループの子が先に動くと、中間層は一気に動き出します。
これが「逆転現象」です。イノベーターとラガードにはさまれたオセロが全部ひっくり返るようなイメージですね。
誰しも「みんながやっているなら自分もやらないと」という気持ちを持っています。このような集団心理はデメリットもありますが、うまくメリットを生かし、前向きな学級集団を形成しましょう。
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