対比すると、考えがクリアになる!
「よりよい学級」とは、どんな学級?
「荒れた学級」とは、どんな学級?
どんな学級にしたいの?
どんな学級にしたくないの?
このように自問自答してみる中で、対比思考すると浮かびやすいことが分かってきた。
よい学級 荒れた学級
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指示が通る 指示が通らない
話が聞ける 人の話を聞いていない
やる気がある やる気がない
プラス思考 マイナス思考
笑顔 嘲笑
大声 小声
みんなのために働く 自分勝手
なかよし けんか
協力 いじめ
チームワーク 孤立
自分たちで解決 見て見ぬふり
落ち着き ざわつき
整然 散乱
集中 雑然
「よりよい学級」について考えている時は浮かばなかったものが、対立項である「あれた学級」を想起することで、クリアになってくる。
「逆から眺める」思考が有効なのだ。
列挙した対比を束ねる手法は2通りある。
◆いくつかの対比から核になるものを1つ選ぶ方法
◆たくさんの対比をまとめて1つの言葉にしてみる方法
今回、対比して列挙する中で、自分の脳裏に浮かんできたキーワードが
「1人はみんなのために、みんなは1人のために」
人それぞれだろうが、自分にとっての学級経営の願いは、この言葉に集約されるのだなと分かった。
「どんな学級にしたいですか」「どんな学級にはしたくないですか」
対比の表にしながらたくさん書いてみる
「自分が一番大事にしたい対比は何ですか」
「これらの対比を1つの言葉にまとめるとどうなりますか」
「これらの対比を元にして、2学期の目標を作ってみましょう」
という形の授業が考えられる。
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