オズボーンの提唱した「ブレーンストーミング」
話し合いを通して互いのアイデアを共有することの大切さが言われます。
ある学校は「SST(ソーシャルスキルトレーニング)で、話し合いの仕方を学び、学習に活かそうと取り組んでいます。
ある学校は、クラウド上での「他者参照」を有効活用して、「協働的な学び」を促進させています。
それぞれのアイデアを出し合う「ブレーンストーミング」は
◆一人ひとりで考えていたのでは思いつかなかった創造的なアイディアを生み出すのに有効である
といった期待が浸透している一方、
◆「メンバー各自が1人で生み出したアイディアとは異なる斬新なアイディアが話し合いによって生み出されることはほとんどなかった」
という実験結果があるそうです。
その理由は
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1、他者の評価を気にする心理や同調圧力があるから
2、集団場面には個人の思考を邪魔する心理的ダイナミズムが多様に働いているから
ア:他のメンバーのがんばりに頼って全力を尽くさなくなる「社会的手抜き(social loafing)」から
イ:他者の意見を聞いている間は、自分のアイディアを忘れないことにエネルギーを使ってしまう「発話のブロッキング効果」から
ウ:コミュニケーション行為は心理的エネルギーが必要なので、アイディアを考えるのが難しいから
・・・こうした集団の生産性を阻害する心理的要素は、総称して「プロセス・ロス」と呼ばれる。
オズボーンが想定した以上に、「プロセス・ロス」を生み出す原因は多様で、その影響も強力なために、ブレイン・ストーミング法の効果はかなり限定されてしまう。
※以下のサイトを参考に書き換えてあります。
会議の社会心理学(4)-話し合いは創造的アイディアを生み出すか-
https://www.ogis-ri.co.jp/column/kr/190.html
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確かに、良識ある先生の教室では「いきなり話し合いましょう」はしません。
まずは、自分で考える時間(シンキングタイム)を設定し、その後で情報共有の時間にします。実際の教室には「声が大きくて影響力の大きな輩(やから)」がいて、サイレントマジョリティが発生しやすいです。そこを「逆転現象」にような場の設定で意識改革させないと、ブレストが一部の子の独壇場になってしまいます。結局「挙手指名発言」と変わらなくなってしまう。
個々が、自分なりの限界まで思考した上で交流すれば、いい刺激を受けて、さらにひらめくこともあるはずで、それがブレーンストーミングの醍醐味だということですね。
丸投げのブレーンストーミングでが効果が出ないことをしっかり伝播していきたいです。 これも「学び直し」です。









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