福島原発のメルトダウンは、周知の事実だった?
震災から2か月過ぎて、福島原発のメルトダウンの事実が明らかになった。
というか、東電がやっと認めた。
メルトダウンが事実となった今から振り返ってみると、あやしいニュースは度々あった。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819595E3E0E2E39C8DE3E0E2E1E0E2E3E3958AE3E2E2E2
3月12日15:30の段階で次の見出しでニュースが配信されている。
福島第一原発「炉心溶融が進んでいる可能性」保安院
保安院が「可能性がある」と言った時点で、かなり怪しかったということだ。
その頃、自衛隊員が避難所の人々に私見で打ち明けたという福島原発の危険な状況と言うのも、メルトダウンのことだったのだと推察できる。
http://www.gendai.net/articles/view/syakai/129464
自衛隊が逃げた! 深夜の避難所で大パニック起きていた
2011年3月17日 掲載
(前略)
14日の深夜。町全体が壊滅状態の福島県南相馬市の石神第一小学校の体育館には、津波から逃れてきた1000人もの住民が避難していた。燃料もなく体を寄せ合って眠っている中、突然、自衛隊がジープで乗りつけ、避難住民に向けて大声で叫んだ。
「私たちは上(北沢防衛相)の命令で退避するように命じられたので南相馬市から引き揚げます。これは私見ですが、福島原発は非常に危険な状況にきていると思います」
そう言うやいなや、隊員たちはジープに乗って去って行ってしまった。館内は騒然となり、避難住民は出口に殺到。止めてあったマイカーに分乗し、大急ぎで福島市方面に逃げ出した。おかげで県道12号は大渋滞。ところがクルマは、規制の影響でガソリンが5~10リットルしか入っていないからたまらない。みんな最初の峠あたりで次々とエンストしてしまった。(後略)
産経新聞の記事 2011.3.21 16:02 には、次のようにあったらしい。
(前略)米国防総省は福島第1原発事故を受け、同原発半径50カイリ(約93キロ)圏内への米兵の立ち入りを原則禁じている。在日米海軍司令部は横須賀基地と厚木基地内で微量の放射性物質を検出したとして将兵や家族、基地従業員に屋外へ出ないよう通知している。
朝日新聞のニュースには、アメリカのヘリ救助活動が中止になった様子が報じられている。
http://www.asahi.com/national/update/0313/TKY201103130191.html
米空母、宮城沖に到着 原発懸念か、ヘリ救助活動は中止
2011年3月13日19時41分
(前略)米軍ヘリ8機による岩手県陸前高田市の孤立住民約600人の救助も予定されていたが、中止になった。ヘリは同日午後、米海軍厚木基地を離陸したが、被災地に入らなかったとみられる。理由は明らかになっていないが、米軍関係者によると、福島原発事故による救援活動への影響を見極めている可能性がある。
・・・今になってみれば「やっぱりそうだったのか」と思う。
信じていたけれど裏切られた気分。
落胆も大きいが、「信じた自分がバカだった」と思うしかない。
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