June 18, 2024

これも「パワハラ」?

 (1)熱心な無理解者

発達障害などについて、「無理解・誤解・理解不足」な状態にもかかわらず、熱心に積極的な指導を繰り返し、かえって当事者の状態を悪化させてしまう人を「熱心な無理解者」と呼ぶ。(中略)

熱心な無理解者は、熱心であるがゆえに自らのかかわり方を振り返るのが難しい。自分の信念を変えることができず、個人の思いがひとり歩きしてしまう前に、客観的な立場からのコンサルーションが必要になる。

月刊「実践みんなの特別支援教育」2024年6月号 P27.28

 

(2)パターナリズム

強い立場にある者が弱い立場にある者の利益のためだとして介入支援することを「パターナリズム」と言います。

パターナリズムとは、個人の自律性や自己決定を軽視し、より知識や権力があると見なされる者によって、その者の利益のためとされる行為を強制または誘導することです。

パターナリズムは、善意から行われる場合もありますが、個人の権利と自由を侵害する可能性もあります。

 

(3)「あなたのためだから」

「あなたのためだから」は、当事者間で起きているハラスメントをハラスメントでないかのように見せ、第三者にハラスメントであると思わせないようにする効果もあるようです

https://note.com/nin_semi/n/n9aa30ce91be6

 

| | Comments (0)

June 17, 2024

「3度目で手放す」の覚書

いきなり難しいことをやらせるわけにはいかないから「易から難」へとステップを踏む。

なんとなく「3度目で手放す」という感覚がしっくりくる。

(1)

筆順を考えさせるとき

川・・山・・上

と空書きさせる。「川」「山」と簡単な漢字が来て、次が「上」。

この「上」で、あれ?となる。

(2)

分数の導入(図解がなくて分かりにくいが)

長方形の半分。2つに分けた1つ分だから2分の1

同じく長方形の3つに分けた1つ分は、3分の1

では、長方形の3つに分けた2つ分は、3分の2。そうそれでいいんだよ。

(3)3度目の正直

1・2年目は失敗して、いよいよ3年目の勝負(大造じいさんとガン)

わらの家、木の家はオオカミに吹き飛ばされ、レンガの家は大丈夫(3匹のこぶた)

「起承転結」で言うと、3回目が「転」になる。

(4)生活指導

1回目のプリントは「記名しましょう」

2回目のプリントは「記名しましょう」

3枚目のプリントは「先生は何て言いますか?」「すごい。何も言わなくても書いた子がいる!」

(5)

1・2・3学期

(6)

ホップ、ステップ、ジャンプ

| | Comments (0)

June 11, 2024

中学年の社会科の授業

全国版の検定教科書

検定の地図帳

市・県の副読本

市の白地図帳

多くの場合、全国版ではなく地域がんの副読本を扱うである。

しかし、それは「読み取り」であって、探究にはならない。

よく見る授業は

①白地図や作業帳・ワークプリントを埋めて終わる

②線背うがまとめた板書を写す。

 

課題に合わせて「資料=教科書や副読本や地図帳」」から自分で調べてまとめるような探求型の授業展開をめざしてほしい。

併せて

授業が終わったら、家で調べてみたくなるようなオープンエンドの授業であってほしい。

それは、授業の中で、「知的好奇心」を喚起する授業という意味でもある。

 

| | Comments (0)

June 10, 2024

働き方改革:文科省の指針

文科省のHPにある中教審の「新しい時代の初等中等教育の在り方について(諮問)」を読んだ。

関係資料をしっかり読み込むことが理論武装になると実感した。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1415877.htm

 

「働き方改革」については、下記の記載を肝に銘じておきたい。

◆子供のためであればどんな長時間勤務も良しとするという働き方の中で、教師が疲弊していくのであれば、それは子供のためにはならない。

学校における働き方改革の目的は、教師のこれまでの働き方を見直し、自らの授業を磨くとともに日々の生活の質や教職人生を豊かにすることで、自らの人間性や創造性を高め、子供たちに対して効果的な教育活動を行うことができるようになること。

・・・何のために、疲弊してまで働いているのか。

 ここが「本末転倒」のカギになる。

 今のような長時間勤務では、授業力を磨くことも、自身の人間性や創造性を高めることもできず、子どもに対して効果的な教育活動を行うことができなくなってしまう。

「子供たちに対して効果的な教育活動を行う」という目的を見失ってはいけない。

◆今後学校へ新たな業務を付加するような制度改正等の際にはスクラップ・アンド・ビルドの原則を徹底

・・・1つ増やしたら1つ削る「スクラップ・アンド・ビルド」。この方針を貫きたいものだ。

 

◆校長は校内の分担を見直すとともに、自らの権限と責任で学校の伝統として続いているが、必ずしも適切といえない又は本来は家庭や地域社会が担うべき業務を大胆に削減

・・・最後は校長の権限と責任だ。

 

 引用は「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について(答申)」の【概要】平成31年1月25日中央教育審議会より

 5年前、年度当初に業務の削減について

「新学習指導要領のせいにしてもいいし、新しく来た校長のせいにしてもいい。変えるならこの2年がチャンスだ」

と伝えた。

 文科省初等教育局財務課長の合田哲雄氏は、堀田龍也氏との対談で次のように語っていることを後日知った。

============

堀田「こういった業務の見直しは、保護者や地域の方から反発される恐れもありますね。

合田「そのときは、どうぞ文科省のせいにしてください。『学校としては今まで通り行いたいのですが、文科省がダメと言っているので・・」と文科省を悪役にしていただきたいと思っています。

   フリーマガジン「ウータン」42号(JEES発刊)

============

・・・誰かがスケープゴートにならないと改革が進まないのは寂しいが、変わったばかりの校長のせいにして話が進むなら本望である。

| | Comments (0)

色のイメージと語彙力

『人は見た目が9割』竹内一郎(新潮新書)の中に、色のイメージ分類がある。p118・119

長いけど、とても参考になる。

============================

赤のイメージ ・・・攻撃的・火・勇気・愛国心・怒り・血・危険

青のイメージ・・・ 清い・朗らか・冷静・内気・悲哀・失望

黄のイメージ・・・親切・陽気・不快・日光

緑のイメージ・・・平和・新鮮・若さ・繁栄

オレンジのイメージ・・元気・騒々しい・実り

紫のイメージ ・・・威厳・孤独・勝利・権威・熱情・追憶・悔悛

白のイメージ ・・・優美・上品・冷たい・純潔・無邪気・貞節・希望

黒のイメージ・・・厳粛・深遠・神秘・悲しみ・夜・死・邪悪

もちろん、これだけが全てではない。だが、連想ゲームをしてみるとこんな感じになるのではないか。

=========================

 小学生への指導では、ここに挙げたような単語を使いこなす「語彙力」が必要だ。

 威厳、孤独、邪悪、失望などの言葉が自在に使える基礎体力が授業の質を左右する。

 厳密には分からなくても、何となく理解できれば、それで抽象思=================

◆このように色にはそれぞれにイメージがあり、それがメッセージともなっている。そのイメージを整理してみよう。色の特性についてはさまざまな分け方がある。

 「寒色」と「暖色」という分類は有名だ。青や白など氷を連想させるものが寒色。赤、橙、黄など太陽や火などを連想させるものが暖色である。

 「軽い色」と「重い色」という分け方もある。 明度の高い明るい色は、軽く見える。 明度の低い暗い色は重く見える。 劇場の緞帳などは、重々しく見える色が使われる。逆に、カジュアルな若者向けのペンションのカーテンは軽い色になる。

 「興奮色」と「沈静色」という分け方もある。 赤やピンクなど暖色系で彩度の高い色は、 人に興奮感を与える。 反対に、緑、青、などの寒色系で彩度の低い色は、沈静効果があるといわれている。

 さらに「進出色」と「後退色」で区別する人もいる。 暖色系の色や明るい色は進出性が高い。 寒色系や暗い色は後退性が高い。(後略)

==================

 厳密には分からなくても、何となく理解できれば、それで抽象思考の始まりになる。

| | Comments (0)

授業参観の保護者の視点

①わが子の活躍(迷惑をかけていないかも)

②全体の進行(担任のアクセルとブレーキ)

③学級の雰囲気

④先生の人柄

 

教室の後ろで参観していれば

・取り掛かりが遅い子

・持ち物に不備がある子

・じっとしていられない子

・多動な子・私語が止まらない子

・教科の理解が怪しい子

が分かる。担任は気づいているか、気にかけているか、フォローしているか「お手並み拝見」している。

 

・先生はちゃんと見てくれている(気づいてる)

・配慮してくれている

・いけないことはちゃんと注意している

・やる気にさせている

・楽しく進めている

・友達同士を仲良くさせている

・礼儀正しさ・規律正しさ・ていねいさを指導している

・子供が先生を慕っている。

 

・・・参観日だけ作為的に「これなら安心」と思わせるのではない。

日常的な配慮があるからこそ、参観日当日に保護者に納得してもらえるのだ。

| | Comments (0)

June 09, 2024

NHK for Schoolを活用した探究活動

名古屋市科学館(特別展「海」)
03db009b250240a2ab858dced2d480c7_1_201_a
 NHK監修のワークシートを入手した。
自習研究や調べ学習にぴったり! 海を探究アイデアブック」とある。
==============
1 「ふしぎ」を見つけよう!
「海」のどんなところがふしぎ?
生き物や環境 暮らしに関することなど、何でもOK。書き出してみよう。
2「ふしぎ」について調べよう!
 「ふしぎ」が見つかったら、今度はそれに関する情報集めてみよう。
3「ふしぎ」をもっと深掘りしてみよう!
 「調べる」意外にもいろいろな探究の方法があるよ。
 動画を参考に挑戦してみてね。
===================
次のアドバイスが優しい。
◆「ふしぎ」が見つからない!どうしよう?
そんな時は「比べて」みよう。例えば、海で拾った貝がらを比べると、どんな違いがある?
色、形、大きさなどいろいろなポイントに注目してみてね。
◆でも、どうやって調べればいいんだろう・
本やインターネット検索、インタビューなど、さまざまな方法があるよ。
インターネット検索は「キーワードを組み合わせる」「信頼度が高い情報を探す」などがポイント!
などなど、探究活動の手順がまとめられている。
何といっても、NHKの動画資料は充実している。
今回は、会場で「school」でなく「ラーニング」のNHK動画資料の案内もあった。
「イモヅル式に学ぼう NHKラーニング」とは見事なキャッチコピーである。
スタートは「ふしぎ」を見つけること。
授業を「クローズドエンド」ではなく「オープンエンド」にしないと、子供各自に「ふしぎ」を見つけさせることは難しい。
 5f16fe5e11a6468eb255657885875400_1_201_a  

| | Comments (0)

June 06, 2024

オープンエンドの授業(3)

最低ラインの学習内容を終えたら、テスト前に、自分の興味に沿って動画やネット情報などを集めて思考させ、レポートにまとめさせたい。

教師主導のレールを外し、個別最適な学びの時間を取り入れたいのだ。

理科ノートの白紙スペースがあればそれでもいいし、足りなければ用紙を配って貼っておけばいい。(もちろんデジタルでもいい)

各単元の終わりに、自分なりの課題追及の時間を確保してほしいが、探求心が育っていないと無駄な時間になる。

教師が子供の探求心に火をつけるような工夫をし、種まきをしておくことが大事である。

先生自身も調べ学習をして、おすすめサイトぐらいは把握しておいてほしい。

| | Comments (0)

オープンエンドの授業(2)

くもりの日の気温を計測した(9時から15時まで)。次回の計測は「晴れの日」。

しかし、1回の計測では「くもりの日・晴れの日」の規則性を一般化できるわけではない。

 

もう1回くもりの日を測ったら、同じことが言えるかな?

みんなの考えが合っているか、もう一度計測して確かめてみよう!

 

すると、「予想ー実験観察ー結果ー考察」というサイクルで思考できる。

もし、子供の計測とは別に8時とか16時の分を先生が計測しているなら、そこも予想させてみる。

あるいは最高気温や最高気温をマークする時刻を予想させる。

雨の日、晴れのち曇りの日、などなどイレギュラーな天気の日の気温も実測させてみたい。

 

観測と予想を繰り返すことで、予想の精度が上がる。予想に対する根拠がち密になる。

あるいは、毎日の天気予報(気温)にも興味関心をもつようになる。

予想したら検証したくなり、検証したら次の予想をしたくなるのが、「学びに向う力」だ。

| | Comments (0)

オープンエンドの授業

理科や社会科は、

授業内で完結するクローズドエンドではなく

授業外に学びを広げるオープンエンドでありたい。

4年の理科は気温調べをやっていたが、気象情報はテレビでもネットでも毎日やっている。

お母さんに今日の天気を聞くのではなく、自分で確かめてほしい。

お母さんに言われて雨の準備をするのではなく、自分の判断で準備してほしい。

教科書以上の知識を持つ子が出てくるだろうが、それは大歓迎。むしろ個々の学びを許可書レベルにとどめないことが望ましい。

さて、先日、くもりの日の1時間ごとの気温を測定した結果を示しながら

「くもりの日はどんな変化をするか」

を考えさせていた。

◆1回の測定結果で「この日」ではなく「くもりの日」と一般化できるのか。

◆この日の測定結果だけを見て考えるのは難しいのではないか。

と疑問をもった。

実際の授業では、A君が「晴れの日より変化が小さい」と比較対象をもった発言をしていた。

「晴れの日」「曇りの日」の計測結果を並べて考えさせた方が、意見は出しやすいのだ。

ところで3年生では「ひなたは温度が高い(上がる)、日かげは温度が低い(上がらない)」と学んでいる。

この法則性を根拠にしたら「くもり=日かげ」として、「あまり温度が上がらない」と考えることができる。

(続く)

 

| | Comments (0)

より以前の記事一覧