まとめの感想=授業記録(「ごんぎつね」の場合)
単元の最後に感想を書かせるとは、何をどう書かせることなのか。
かつて、次のような内容で「ごんぎつね」の授業を進め、ノートのメモ書きを参考に、単元最後にまとめの感想を書かせたことがある。
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1)題を見て、読む前に予想した内容
2)あらすじ
3)各場面の感想
4)何度も読んでの感想
5)一番印象に残った場面
6)自分が音読した場面・音読発表の感想
7)ごんは気づかれたかったのか・気づかれたくなかったのか
8)最後は「よかった話」のか「ざんねんな話」なのか。
9)残念な最後にならないためには、どうすればよかったのか。
10)この話の続き
11)「手ぶくろを買いに」との比較
12)「サーカスのライオン」との比較
13)授業の感想(がんばったこと・もりあがった課題)
14)感想文の感想
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これらの項目を全部書く必要はなく、たくさん書けそうな項目・自分の印象に残る項目を選択して書かせた。
以下、ある子供の「ごんぎつね」の感想、 原稿用紙6枚分である。
◆読む前に予想した内容は、「手ぶくろを買いに」のようにきつねが人間とかかわる話だと思いました。
◆実際に読んでみたら、 最初はとっても悪い きつねで、でも後半まで見ると とっても思いやりのあるきつねで、いたずらをやっていた時のきつねと大ちがいでした 。でも死んでしまってとってもかわいそうでした。
◆最初に読んだ時の感想は、 いたずらっこのごん。つぐないをがんばるごん。2つの ゴンがいて、ごんは兵十のおっかあがなくなったのを後かいし、つぐないをがんばったのにうたれてとってもかわいそうだと思いました。
◆ 何度も読んでみて、ごんが 努力しててがんばったと思います。ごんも兵十も、おたが互いに悲しんでいたと思います。だから私は、兵十がごんに感謝してほしいと思いました。
◆このお話の中で 私が一番気になっていることは、今度は逆に兵十がごんに向かってどんなことをしていくか ということです。かんびょうしたり、新たに 兵十がつぐないをしたりいろいろあると思うけれど、兵十も何かがんばってほしいと思いました。
◆一番 心に残っているのは、2 画面のごんのうなぎのいたずらを後かいする場面です。
理由は何回も班で音読練習したし、ごんのくやしさや、後悔したりして本当はとってもやさしいきつねだというところが分かったからです。 これからも、いろいろな場面を気持ちを込めて読めるようになりたいです。
◆音読発表した場面は、6場面の9行目からで、この場面をやりたかった理由は、少し苦手だったので音読発表会のためと思い練習して、上達させたかったからです。
◆ ごんは気づいてほしかったのかという質問で、 私は気づいてほしい 40%、 気づいてほしくないが60%でした。気づいてほしいを40%にした理由は、「そのあくる日も・・」と毎日栗を固めておいてでいるごんは、兵十につぐないをみとめてほしいと思っているのかな?と 私は40%にしました。気づいてほしくない を60%にした理由は、「こっそり中へ」という文があり、つまり、気づいてほしくないのかなと思いました。だから私は気づいてほしくないの方を多くし、 60%対40%にしました。
◆最後は、「よかった」「ざんねんか」の問いかけでは、私はよかった方を50% 、ざんねんの方も50%にしました。よかった方に50%にした理由は、ちゃんと最後に気づいて兵十がごんに感しゃしたと思うからです。残念の方に50%にした理由は、結局ごんは死んでしまったし、兵十も毎日毎日、栗をもらっていたのに、ごんをうってしまったから、ざんねんの方にも50%にしました。
◆どうすればよかったか の問いかけに、私が思うのは、たとえ兵十に見つかってしまっても、兵十が火なわじゅうを持って来ていなかったらよかったし、「ごん、おまえだったのか・・」のところを明るく言えればハッピーエンドになったと思います。
◆このお話の続きは何だろうと考えると、ごんと兵十が逆につぐないをしたり、かんびょうしたり、いろいろな 続きがあると思うけど、一番あるんだとしたら、兵十は一人になった自分に、毎日毎日栗や松たけをくれたごんに感謝をして、天国に下から「ありがとう、ありがとう」とつぶやいたり。
◆「サーカスのライオン」とひかくすると、結末が似ていたり、メインがいっしょだったり、いろいろあるけど、やっぱり最後がとっても悲しいこと。2作ともとっても思いやりのある話だと思いました。
「手ぶくろを買いに」とひかくすると、小きつねが出ていたり、作者が同じだったり、きけんなことをしたり、比較するとにているところがいろいろあることが分かりました。作者が同じだと、話の流れや登場人物など似ているところがいっぱいあるんだなと思いました。
私は、「サーカスのライオン」や「手袋を買いに」 だけではなく、もっといろいろな作品と作品を比較してみたいと思いました。
◆私が思った「ごんぎつね」の授業の感想は、 一つ一つの場面を読んで感想を言ったり行動のこと、ごんのこと、兵十のこと、つぐないのこと、いろいろなことをやりました。そしていろいろな「ごんぎつね」のよさも分かりました。私の心の中で残っているのは、いつもと やり方が違ったので楽しかったし、発表はあまりできなかったけど他の物語もこのやり方でまたやりたいと思いました。
◆感想文を書いた感想は、物語の良さ、思いやり、おたがいを思うこと、気づかうことが分かりました。ごんのつぐないの意味、分からなかったこと、行動をみんなで考えて、この物語の良さを考えて、よかったと思いました。







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